発酵薬膳ファスティングの基礎 14 白砂糖からの解放されたいのならまずファスティングを
白砂糖は万病の源、また麻薬よりも怖いなどと言われますが確かに麻薬並の依存性があります。
空腹時に砂糖を多量摂取するラットの脳内では、コカイン・モルヒネ・ニコチンなどの依存性物質による変化と似た神経化学的な変化が起こっているという研究報告があります。
また、空腹なラットが砂糖を摂取すると、側坐核にドーパミンが放出されます。
このドーパミンによる快感が動機となり、砂糖摂取を反復することにより依存が生じると言われています。
また万病の源とはなぜ言われるのでしょう。
白砂糖は人工的に何度も何度も精製されて作られたものですから、白砂糖には、原料として使ったサトウキビに本来あるビタミンやミネラルなどは一切ありません。
このようにして人工的に作られた白砂糖は自然界にはない異物なので人間のからだの中で代謝が機能せず健康的にいろんな害をもたらします。
イギリスのジョン・ワトキンス博士は、「この世から白砂糖をなくしたら精神病はすべてなくなる」と断言しています。
白砂糖は、精製されているがゆえに血中に取り込まれるのがとても速く、血糖値が急激に上昇します。
そのため、インスリンが大量に分泌され、低血糖を引き起こしやすくなります。
低血糖が続くと、今度は血糖値を上昇させようとして、アドレナリンが放出されます。
アドレナリンは神経伝達物質の一つで、興奮した時に大量に血液中に放出されるホルモンです。
アドレナリンが出すぎると、思考力が減退し、集中力がなくなり、短気でキレやすくなります。
さらに、アドレナリンが体内で分解されてできるアドレナクロムという物質は、実は麻薬メスカリンの中の薬効成分と同じ物質なのです。
またアドレナクロムは統合失調症の原因物質とも言われています。
そしてMレポートの研究報告では、精神病患者の8割が低血糖症だという報告があります。
また報告書の中でこれを書かれたレッサー博士が次のような指摘をしておられます。
「テレビの暴力番組が子どもに悪影響を与えるというのは一見本当そうだが、あまりにも通俗的な解釈で、それよりも悪いのは、甘い菓子などのコマーシャルの方だ」と。
まさに的を得た報告です。
「素食のすすめ」でお知られる幕内秀夫さんのブログには、「砂糖は毒」として、米国の小児科医らがたばこや酒のように税を課すべきだとの意見を2012年2月2日付の英科学誌 ネイチャーに発表し、砂糖や飲料の業界が一斉に反論する事態になっている、と報告を書いておられますが、白砂糖が麻薬のような中毒をもたらすものであれば、ファスティングをして、毒を外に出すしかからだから抜く方法はありません。
「藤樹の宿」では、発酵ファスティングで完璧に白砂糖をデトックスし、リセットして、白砂糖に依存しない食事指導をさせていただきます。