酵素栄養学ライフスタイル 27 酵素を無駄に使わない生き方 07 スムージの効能
1・ダイエット効果
太りやすい人と太りにくい人の違いには、腸内環境が大きく関わっています。
体型を維持し、太りにくい身体になるためには腸内環境を整えることが大切です。
あるマウスを使った研究で、太ったマウスの腸内細菌を移植したマウスと、
痩せたマウスの腸内細菌を移植したマウスの体脂肪の変化を計測しました。
すると、太ったマウスの腸内細菌を移植したマウスの方が
体脂肪が増加する傾向にありました。
つまりこの研究によって、腸内細菌が肥満に関わっていることが示唆されたのです。
リンゴには、腸内環境を整える効果が期待できるペクチンが含まれています。
そのため、リンゴが含まれているスムージーを飲むことで
ダイエット効果が期待できるのです。
2・美肌効果
多くのスムージーに使われているキウイには、ビタミンCが含まれています。
ビタミンCには、肌のハリを保つ効果のある
コラーゲンの生成を助けるはたらきがあります。
また、ビタミンCの持つ強い抗酸化作用により、
活性酸素が原因で起こる肌のシミやシワを予防するはたらきがあります。
これらの理由から、キウイが含まれているスムージーを飲むことで
ビタミンCを摂取し、美肌効果が期待できるのです。
3・花粉症対策
多くのスムージーに使われているバナナには、花粉症対策の効果が期待できます。
筑波大学と日本バナナ輸入組合の研究により、
バナナを定期的に食べることでスギ花粉症の自覚症状が
改善されることが確認されました。
この実験では、スギ花粉症の人をバナナを食べるグループと
食べないグループに分け、くしゃみや鼻づまりなどの花粉症の症状を、
血液検査と問診を行い、測定しました。
バナナを食べるグループは1
日あたりバナナ200g(約2本分)を8週間食べ続け、測定をします。
その結果、バナナを定期的に食べることによって
スギ花粉症患者の自覚症状が改善されることが確認できました。
スギ花粉症患者の中でも特に、35歳以下の男性で大きな効果がみられました。
この研究から、バナナが花粉症対策に効果的だと注目されています。
つまり、バナナが含まれているスムージーを定期的に飲むことで
花粉症対策の効果が期待できるということです。