玄米菜食 06 玄米菜食の玄米は、日本でどう評価されているのか 03 米などを食べない糖質ダイエット02 腸内で悪玉菌が増加してガンに直結する
２８回の連載ものなのでカテゴリー「ダイエット研究と評価」
（2019.06.19～07.10）で
「自殺行為である糖質ダイエット」を参考に読んでください。
血糖値があがるので炭水化物などは控え、
比較的糖質の少ない肉はどんどん食べましょうというダイエットですから、
一時期、「中高年男性の夢のダイエット」などとはやし立てた本が多く出ていました。
私も一時期、チャレンジしましたが、確かにある程度は減量していきますが、
これは可笑しいと思ったのは、体調に変調をきたしてきたからなのです。
つまり肉の食べ過ぎでアレルギー体質になるし、
様々な体調の悪化を感じるようになりました。
そして糖質ダイエットについて、
日頃から尊敬しているファスティンの入門書や手引書を２００冊以上も書いておられる
石原医師は、大反対の論陣を張った本を発行され、
すぐにアマゾンで買って読んだところ、
その問題提起の症状が私自身にも起こっていたので、直ちに止めました。
その後、何人もの糖質ダイエットをした方にお会いして、
ほぼ全員、顔色は悪いし、肉食過多で異常な体臭の臭さに閉口しました。
確かに糖質ダイエットでは糖質の根源である炭水化物や甘いものを控えれば、
血糖値の上昇は抑えられるのですが、肉ばかり食べているとどうなるかです。
私も経験したのですが、
腸内細菌のバランスが崩れ、大便、おならがとにかく臭い（肉の臭い）し、
体臭も最悪でした。
これは腸内で悪玉菌が増加していることだと鶴見医師や石原医師の本にありましたが、
全くその通りでした。
韓国では焼肉の時は２倍の野菜を食べますが、
日本ではほとんど食べずに肉ばかりになりますので、
当然、食物繊維不足で食べたかすが排出されずに腸の中に滞留します。
すると便秘や下痢となります。
糖質ダイエット中の便は、まさに便器にベトベトとへばりつくものばかりで、
臭いも最悪でした。
もっと怖いのは、有毒ガスが腸内で発生し、
全身の細胞を蝕んでいくということが分かりました。
生命を脅かす病気になってしまうという危険性があることでした。
それだけではありませんでした。
このような危険性があったのです。ある医師の解説です。
・・・「実は糖質制限ダイエットには、
はっきりした科学的根拠やガイドラインがないのです。
だから、評判ばかりが独り歩きして、過剰なやり方が横行する。
若い人や糖尿病患者が、医師の指導のもとで一定期間やるのはいいでしょう。
しかし、65歳以上の高齢者は安易に手を出すべきではない。
寝たきりになる危険性が非常に高いからです。
実際、私の病院でも糖質制限で筋力が低下したと来院する高齢患者が増えています」
(前出・清野医師)
糖質制限ダイエットが引き起こす問題は、筋肉量の低下だけではない。
実は骨にも甚大な影響を及ぼすのです。
要注意なのは女性。骨粗鬆症は圧倒的に女性に多く、60歳代で2人に1人、
70歳以上で10人に7人が悩んでいます。
ダイエットは女性のほうが熱心だからでしょうか。
糖質制限を始めて骨粗鬆症を加速させてしまったという中高年女性の患者が、
すでに何人か駆け込んできています。・・・
つまり中高年以上の場合はまさに自殺行為なのです。
しかし、驚くことに高島市内では医師の糖質ダイエット信奉者が実に多いのです。
これは異常な現象です。
