健康リスクマネジメント 248 空腹は最大の力なり 24 糖質制限は危険で、空腹時間を設けた方が得策
レベルアップした青木流の空腹術に対して、青木医師は、
簡単な筋トレを推奨しています。
過度な運動は活性酸素が生じるので下記の運動が適切です。
1・階段を上る
2・腕立てたて
3・腹筋
4・スクワット
を無理のない範囲でということです。
体重60kgの方が、階段を20分、上り下りすると100㎉の消費なので、
12分のジョギングに匹敵するといわれています。
さて、糖質制限ダイエットが大ブームですが、
ご飯、パン、イモ類、果物など糖質を制限する方法です。
これで体を壊す方が続出していると青木医師はいいます。
つまり糖質制限ダイエットは、糖質以外は何を食べてもいいということで
糖質さえ食べなければ何でもと肉や油を手あたり次第ということになっています。
これだと血管に悪玉コレステロールなどの資質が蓄積され、血管が狭くなり、
なお、アメリカの糖尿病学会では、
糖質制限はあくまで治療に限って認められていますが、日本の糖尿病学会では、
治療としても認められていないのですから、
ダイエット方法としても危険極まりないことなのです。
では糖質の摂り過ぎを防ぐには何をすべきかです。
それは空腹時間をつくりだすことです。
これだと糖質制限の色分けをして神経質になる必要もないということになります。
食べない時間をきめればいいだけのことですから楽です。
また糖質制限ダイエットでは、常に食べたいものが食べられないという
精神的なストレスがかかってきます。
そして空腹16時間でオートファジーが働くとインスリンの分泌を促し、
2型糖尿病を改善させる働きもあるという研究結果が出ているのです。
空腹時間を作り出すと「HbAIc(ヘモグロビンエイワンシー)」が下がります。
【HbAIcの解説】
高血糖状態が長期間続くと、血管内の余分なブドウ糖は体内の蛋白と結合します。この際、赤血球の蛋白であるヘモグロビン(Hb)とブドウ糖が結合したものがグリコヘモグロビンです。このグリコヘモグロビンには何種類かあり、糖尿病と密接な関係を有するものが、HbA1c(ヘモグロビン・エイワンシー)です。日本糖尿病学会では、2012年4月1日よりHbA1cの表記を日常の診療において国際標準値(NGSP値)を使用することの決めました。したがって、これまで使用していた数値(JDS値)よりおよそ0.4%高くなります。
青木医師の患者さんで16時間空腹を実施した患者さんで
この数字が下がったと報告されています。