40日ファスティング経験者の本音!

ファスティング(断食)の素晴らしさやファスティングの正しい方法、効果などを紹介しています。

健康リスクマネジメント 230  空腹は最大の力なり 06 胃と肝臓を休息させる空腹時間 01 沈黙の臓器

1日3食の弊害で胃腸は疲れ、消化機能が衰えれば、

当然、食べ物から栄養を十分吸収はできなくなります。

体に必要なビタミン、ミネラルなど微量要素不足になり、

疲れやすく、からだがだるくばかりか、肌や髪の毛も悪化します。

また胸焼け、胃もたれ、食欲不振なども起こりやすくなります。

胸焼けは食道と胃の間の筋力が弱くなって、胃の入り口部分のしまりが悪くなって、

胃液が食道に逆流することをいいます。

また胃もたれは、胃の機能が衰えてて消化に時間がかかり、

食べ物が胃の中にいつまでも残るわけです。

当然、胃の消化が悪くなれば食欲不振になりますので、

胃のもたれが増加したとか、食欲が落ちたという場合、

胃に休息を与えることが必要となります。

もちろんこの頻度が多くなれば病気になってしまいます。

そして胃の疲れで働きが鈍くなること、

消化しきれなかったたべものが腸内には残っておれば、

それが腐敗し、アンモニアなど有害物質が発生します。

私たちの腸の中には、

 

・消化を助け、健康を維持する働きをする「善玉菌」

・腸内を腐敗させ、病気の原因を作る「悪玉菌」

・身体が弱ると悪玉菌に変わる「日和見菌」

 

という腸内細菌がいます。健康な時は善玉菌が優勢ですが、

腸の中に老廃物、また体の中に不要なもの、有害物質などたまりますので、

腸内環境が悪化しますと悪玉菌が優勢になり、

胃の働きが悪化するという悪循環が起こり、便秘、下痢など起こりやすくなります。

しかも、加齢とともに胃の疲れにより、

胃液が減り、消化が不自由分な食物が腸内に入ってきますと

腸内細菌のバランスが崩れ、腸内環境が悪化していきます。

そして腸で発生した有害物質は、血液に乗って全身をかけめぐります。

すると肌荒れがひどくなったり、体臭がきつくなったり、

がんなどの病気が引き起こされることになります。

さらに腸には食べ物を消化・吸収し、不要な老廃物を排出するだけではなく、

「体内に侵入しようとする異物(ウイルスや毒素など)を排除し、

体を守るという免疫力アップ機能が備わっているのです。

しかし、胃の機能が衰え、腸内環境が悪くなると免疫力が低下して、

風邪や肺炎などの感染症にかかりやすくなります。

またアレルギーの悪化、がんの発生が発生しやすくなります。

そして肝臓の疲れは胃以上に疲れているのです。

このこと数十回以上もこのブログで書いてきました。

肝臓は腎臓とともに沈黙の臓器です。

胃の調子はすぐもたれなどですぐ分かりますが、肝臓、腎臓は気になりません。

しかし、肝臓の働きを知れば知るほど重要な働きをしていることが分かります。

NHKの「人体」という番組で肝臓から出される指令は

体の要だということを語っていました。

肝臓は右の肋骨(ろっこつ)に守られるようにして

存在するヒトの体で最も大きい臓器で、体重の約50分の1を占めています。

肝臓の主な働きは3つあります。

1・私たちの体に必要な蛋白の合成・栄養の貯蔵

2・有害物質の解毒・分解

3・食べ物の消化に必要な胆汁の合成・分泌

 

私たちが食べたものは胃や腸で吸収されやすい形に変えられた後、肝臓へ送られます。

肝臓でいろいろな成分に加工されると、

動脈を通って必要な場所に配られていきます。

例えば、食事などからとった糖質は、グリコーゲンとして肝臓に蓄えられ、

夜間にエネルギー源として血中に放出されます。

利用されて不要になった老廃物は、今度は静脈を通って肝臓へ戻され胆汁へ排泄されます。

その老廃物の一部は再び吸収されて肝臓で再利用されます。

このように肝臓は栄養素の生産、リサイクルの中心となっています。