40日ファスティング経験者の本音!

ファスティング(断食)の素晴らしさやファスティングの正しい方法、効果などを紹介しています。

自分でする手造り・DIYファスティング時代到来  18 ファスティングのエビデンス 09 認知症の予防策はあるのか 02 

さらに認知症の予防策として、有酸素運動をすることで、

脳由来神経栄養因子が出て新しい神経や血管が生まれることが研究がわかっており、

認知症の予防につながると期待されているのです。

ただ、単純にひとつの運動を行うのではなく、

複数の作業やトレーニングを組み合わせた

デュアルタスク(2種類の作業を同時に行うこと)の方が、

認知症予防効果は高いといわれ、

イギリスでは、多くの多角的な運動を国家レベルで推進しているのです。

また日本では、国立長寿医療研究センターが考案したのが

「コグニサイズ」という運動です。

「認知」を意味する「コグニクション」と「運動」を意味する

「エクササイズ」をかけ合わせた造語です。

「ステップ運動をしながら、ステップが3の倍数のときだけ拍手をする」

を行うなどを行います。

複数の作業を同時に行う「デュアルタスク」が、

認知症予防につながる刺激を脳に与えるのです。

また、回想法は心理療法の一種で、懐かしい写真や映像などに触れて、

昔の経験や記憶を語り合うことで記憶を呼び戻す方法です。

1960年代にアメリカの精神科医であるロバート・バトラー氏が提唱したもので、

認知症予防のプログラムとして実践されています。

認知症は、最近の記憶はすぐに忘れてしまいがちですが、

昔の記憶ははっきりと覚えていることが少なくありません。

昔のことを思い出して言葉にすることで脳が活性化して表情が豊かになり、

言葉もはっきと話せるようになるなど、

認知症の進行も緩やかになると考えられます。

家に引きこもりがちになって孤独を感じていると、

認知症の進行を早めるリスクがあることは、現代の通説となっています。

そのため、社会的な交流を通じて他人とコミュニケーションを図ることが、

認知症を予防するためには効果的です。

社会生活の場で他人と交流しておしゃべりすることが脳に刺激を与え、

神経細胞ネットワークを活性化できると考えられています。

家族と会話する、同じ取り組みや趣味を持つ仲間と交流する、

夫婦で共同作業を行うなどの機会を作って、

積極的にコミュニケーションを取ることが大切です。

デュアルタスクとは、同時に2つのことをするトレーニング方法で、

電話をしながらメモを取るといった動作も大切です。

認知症を予防する効果が高いと言われるデュアルタスク、

まず動作すること自体が、体を動かす脳機能を活性化させます。

それに加えて課題を達成させるための機能も使うので、

思考を司る前頭葉の部分も刺激されます。

洗濯物を畳みながら歌をうたったり、テレビを見ながら料理を作ったりなど、

日々の生活のなか多くあるデュアルタスクを今一度見直してみることも大切です。

アメリカのラッシュ大学医療センターの研究によると、

普段から「マインド食」と呼ばれる食事をとっている人は、

アルツハイマー病の発症リスクが53%も低下したそうです。

マインド食とは、高血圧症を予防するための食事法を改良した食事療法のことで、

「DASHダイエット」と「地中海ダイエット」などがあります。

藤樹の宿で展開している発酵食の少食ファスティングが最も効果的なのです。