40日ファスティング経験者の本音!

ファスティング(断食)の素晴らしさやファスティングの正しい方法、効果などを紹介しています。

少食ファスティングの基礎 玄米菜食 42 玄米食の基本 33  玄米菜食のエビデンス 16  医師たちが認める玄米食  16 玄米パワー08 玄米とは  05

6・残留農薬 排泄作用

農薬が糠の部分に残留する可能性が白米よりも高いとして、

米食には無農薬、または減農薬栽培の米が勧められることがある。

ただし、残留農薬検査は玄米を対象として行われており、

農薬の残留は通常、定められた使用方法を遵守する限り問題とされない。

また重金属が糠に残りやすいと言われることもある。

玄米段階でカドミウム等の重金属の残留が確認された米は、

工業用糊の原料に売却されるなどされるが、重金属は白米部分にも残留し、精米による減少効果は少ない。

また農産物の中ではコメにはヒ素の含有量が多く、わけても精米に比べて玄米の方が多いが、

通常の食品からのヒ素摂取が健康に影響を及ぼしたと認められる事例は

日本においてはないとされている。

その一方、米糠の繊維はキレート作用が強いフィチン酸を多く含み、

ダイオキシン類を含む農薬や重金属などの排泄作用が強く、

カネミ油症事件でも有効な治療法の一つとして考えられている。

しかし、フィチン酸はミネラルと結合してフィチン酸塩になるため、

最近の研究ではミネラルが著しく少ない食事においてフィチン酸が大量の場合に

ネラルの吸収を阻害することが分かってきた。

そのため玄米を多量に取ると体内にミネラルが吸収されず、ミネラル不足を起こすことがある。

この作用は必須ミネラルの摂取量が著しく低い開発途上国の子供などには好ましくないが、

通常は問題ない。

また、大腸癌だけでなく、肺癌、乳癌などの多くの癌を抑制する効果のほか、

食物繊維が多いことから糖尿病患者の糖・脂質代謝の正常化に効果があるとする報告がある。

 

 

【解説】

 

米食反対論者は、玄米に多いフィチン酸が鉄分などの吸収を阻害する、

または、残留農薬が多いという指摘をしています。

また別の批判しでは、胚芽に含まれているアブシジン酸が、ミトコンドリアの働きを阻害し、

フィチン酸は、ミネラルの吸収を阻害するというのです。

しかし、これらの批判はすべて仮説であり、実証されていません。

玄米をヒトが食するには、生ではなく、煮たり、炊いたりしてきました。

現代では便利な圧力鍋(または炊飯器)で炊きます。

そして火を入れる時点でアブシジン酸やフィチン酸の大半は消滅します。

その一方でリン、カルシウムは白米に比べ、玄米ご飯は、約4倍も高くなります。

リンはリン化フィチン酸の摂取となりますので、玄米を

一晩、水につけておくだけで濃度はかなり減少します。

このことでビタミンB6、遊離型脂肪酸などが増加します。

糠分に残留農薬があると心配される方には、有機農法の玄米が最適です。

藤樹の宿では高島市安曇川町有機農法で栽培された玄米を使用しています。