40日ファスティング経験者の本音!

ファスティング(断食)の素晴らしさやファスティングの正しい方法、効果などを紹介しています。

断食救人類の書 247 少食は救国、救人類となる 33 少食で食糧危機に対応可能 05  肉食を減らす 05

すでに動物を殺した肉に替わる代替肉の市場が拡がりつつありますが、

肉だけではなく、乳製品についても同様のうごきがあります。

大手食肉会社が代替肉市場に参入しはじめているのと同様に、

ダノン社が、アーモンドミルクのブランド『Silk』を保有するホワイトウェーブ社を買収するなど、

大手乳業会社が非酪農企業を吸収・合併することで乳代替品分野に参入する動きがみられます。

2017年12月エーリック「畜産の情報」によると

 

「世界の乳代替品の販売額は、

2015年に137億米ドル(1兆5618億円)となった。

北米は、これらの製品において世界でも大きな市場の一つであり、

全世界の30%を占めているとされる。

主な乳代替品には、アーモンドミルクや豆乳のほか、

カシュ―ミルク、ココナッツミルク、麻ミルクがある。

米国では、アーモンドミルクなどの消費増によって飲用乳のシェアが低下傾向で推移している」。

 

米国ではミルクの代替としてアーモンドミルクが過去5年間で45%増えて、

現在米国市場の7%を占めていると言います。

コーネル大学の農業経済教授のAndrew Novakovicは牛乳の消費は1940年代後半にピークを迎え、

ここ数年では2010年の約240ポンドから2015年には約120ポンドに急激に減少した

と指摘しています。

米国東海岸最大の乳製品メーカーの一つとして

首都圏700万人に牛乳を供給してきたElmhurst Dairyのように、

消費の減少を理由に、90年後に乳業部門を停止させると言っている企業もあります。

また2017年3月エーリック「畜産の情報」によると、

EUにおける飲用牛乳の消費は、

この10年間で1人当たり5リットル減少しているそうで

「これは乳糖不耐症の存在やライフスタイルの変化の他に、

動物由来製品の摂取に反対する消費者が増えていることもある」と書かれています。

2017年11月8日のalternet記事は

 

「酪農業界はVEGAN活動家がこの業界の脅威であると認めた―牛乳のもつ健康、

動物福祉、環境への悪影響を消費者が認識するにつれ、

酪農業界は危機的状況に陥る」というタイトルで、

ベルファストのイベントに集った英国、中国、日本、オーストラリアの乳業界のボスが、

VEGANが乳製品に対して提示する

「神話や恐怖の話」への懸念を表明したことをレポートしています。

近年酪農業界での動物への残酷な扱いがつぎつぎと暴露されており、

健康面だけではなく動物保護の観点から乳製品から

植物性ミルクへの切り替えを選択する人が増加しています。

肉だけではなく乳製品もこのように大きな転換を迎えているのです。

このような世界の流れを受けて、内閣府内閣官房の職員食堂が、

昨年、ベジ・ランチを試験的に導入されました。

世界の流れが、地球環境保護や動物保護などの理由から

ベジタリアンやビーガン食を選択する人が世界中で急増していますので

内閣府内閣官房職員の中にも、ベジタリアンやビーガンであったり、

ベジに関心を持っている人がいて、

食堂運営業者に対し、

ベジ・メニューの導入に踏み切るように要請して試験的に始まったようです。