40日ファスティング経験者の本音!

ファスティング(断食)の素晴らしさやファスティングの正しい方法、効果などを紹介しています。

断食救人類の書 246 少食は救国、救人類となる 32 少食で食糧危機に対応可能 04  肉食を減らす 04

この肉食半減運動は、ベジタリアンになれということではなく、

徐々に肉食を減らすよう、週に一度肉を食べない日を設けるキャンペーンです。

2003年に創設された「ミートレス・マンデー」は、

環境ではなく健康のためにと、引退した元広告マンが作ったアメリカのNPO

ポール・マッカートニーシェリル・クロウやクリス・マーチンなどセレブ仲間と共に

2009年にイギリスで創設したキャンペーンです。

いずれも、ケイト・モスやグイネス・パルトロウをはじめとする多くのセレブが支援しています。

ミートレス・マンデーには、マリオ・バタリなど有名シェフが参画し、

レストランで月曜に肉料理を出さないことに決めています。

このミートフリーマンデーの運動は、

いまや世界36カ国(2014年時点)ではじまっています。

 

国名はオーストラリア、ベルギー、ブラジル、カナダ、チリ、クロアチアデンマーク、フランス、ドイツ、オランダ、ホンジュラス、香港、ハンガリーインドネシア、イラン、イスラエル、ジャマイカ、日本、韓国、クェート、マレーシア、メキシコ、ニュージーランドノルウェーパナマ、ペルー、フィリピン、ポルトガルスロベニア南アフリカ共和国、スペイン、スウェーデン、台湾、イギリス、アメリカ、トルコです。

 

昨年、世界保健機関(WHO)に200人以上の科学者、政策専門家などが署名した、

公開書簡が提出されました。

この書簡では、公衆衛生上の課題として工場畜産への対応を求めています。

それによりますと工場畜産における抗生物質の多用が、

抗生物質耐性菌を生み出しており、

この耐性菌による死亡者が2050年までに年間950万人にのぼる可能性があるというのです。

温室効果ガス排出量の約20%は畜産部門によって生成され、

輸送部門よりも大きな割合となっており、

気候変動により2030年から2050年にかけて毎年25万人の死亡を引き起こすと推計されているのです。

さらに工場畜産は大規模森林破壊の原因となり、

工場畜産によって可能となった人間の食生活の劇的な変化は、

慢性疾患の負担の増大につながっているのだという書簡です。

そして書簡は、WHOに対して次のような要請をしました。

 

1・加盟国は成長促進目的の抗生剤の使用を禁止し、抗生剤使用の基準をもうけること

2・工場畜産の数を減らし、加盟国は工場畜産への補助金を控えること

3・加盟国は肉の需要と供給を減らすための財政政策を検討すること

4・加盟国は食生活における植物ベースの食糧の割合を増やす政策を策定すること

5・植物ベースおよび肉代用品の科学的開発への資金援助を検討すること