40日ファスティング経験者の本音!

ファスティング(断食)の素晴らしさやファスティングの正しい方法、効果などを紹介しています。

玄米菜食 41 脳の毒を出す玄米食を核にした食事術 18 牛乳は飲むな・カゼインが害毒になる

パン(つまり)小麦のグルテンフリーについて昨日まで3回連載しましたが、

牛乳を飲むと主に2種類のアレルギーが出る場合があります。

 

1・乳糖不耐症

牛乳の中に含まれる「乳糖(ラクトース)」

を消化吸収のため分解するラクターゼという消化酵素の、

小腸での分泌不足が原因で起こります。

消化不良・腹部不快・腹痛・下痢・おならなどの症状がでます。

症状には個人差があり、少しならいいけど、

たくさん飲むとおなかをこわすという方がいます。

量が多いとラクターゼの分泌が間に合わないと考えられるので、

数回に分けて飲めば症状が出にくいでしょう。

また、ホットミルクは大丈夫だけれど、冷たいのはダメという方もいます。

温かいと下痢しにくいのは、体温に近い方がラクターゼの活性が上がることや、

胃腸への刺激が少ないためではないかと考えられます。

大人になるとラクターゼ分泌が減少することが多いため、

子供のころは冷たい牛乳も平気だったけど、

大人になってからいけないという人がいるのも特徴です。

逆に子供のころから乳製品を続けてきた人は、なりにくいといわれています。

市販されている、乳糖をあらかじめ分解したり除去した

「おなかがごろごろしにくい牛乳」で牛乳に慣れていくうちに、

だんだんラクターゼの分泌が増え、

普通の牛乳も飲めるようになることもあるようです。

先天的にラクターゼを持っていない先天性乳糖不耐症という病気があります。

赤ちゃんが母乳・粉ミルクを飲むとすぐ下痢してしまうという深刻な状態ですが、

診断さえつけば、特殊なミルクや、ラクターゼ製剤を使うことで、対処できます。

 

2・牛乳アレルギー

食物アレルギーのひとつです。原因となる食物を摂取した後に

アレルギー反応が起こり、

腹痛・下痢・じんましん・呼吸困難・アナフィラキシー反応などが起こる、

より深刻な病態です。原因物質は、牛乳などの食品に含まれる、

カゼインやβラクグロブリンなどのタンパク質で、乳幼児に多く、

3歳以降に自然治癒することが多いとされています。

 

上記2つの症状も牛乳を飲むと腹痛・下痢などの症状が出るという点で似ていますが、

「おなかがごろごろしにくい牛乳」では症状がでにくいのが「乳糖不耐症」です。

もし「牛乳アレルギー」が疑われる場合は、医療機関で早期対処が必要です。

なお、加工食品のアレルギー表示対象品目は下記の通りです。

 

特定原材料(義務表示)

卵、乳、小麦、そば、落花生、えび、かに

 

特定原材料に準ずるもの

あわび、いか、いくら、オレンジ、カシューナッツ、牛肉、キウイフルーツ、くるみ、

ごま、さけ、さば、大豆、鶏肉、バナナ、豚肉、まつたけ、もも、やまいも、りんご、

ゼラチン、アーモンド