40日ファスティング経験者の本音!

ファスティング(断食)の素晴らしさやファスティングの正しい方法、効果などを紹介しています。

断食救人類の書 181 超少食の実践編  14 少食にどのように移行するのか 02 過食への罠に要注意を

日本人は食べ過ぎ症候群列島と化しています。

これに気が付いた方は最近の一日1食ブームで少食を自己流でされて、

急激なダイエットをされる方が増加してきました。

少食が持続して成功される方もありますが、

反面、リバウンドの恐さを甘く見ておられ、ついには過食症に至る方も増加しています。

一般的に過食症といわれていますが、正式には、「神経性大食症」で

一気に大量のものを食べ過食嘔吐などの代償行為を伴う摂食障害です。

ストレスなどでむちゃ食いを重ねる障害

(過食性障・一気に大量のものを食べるが代償行為を伴わない摂食障害

とは異なります。

前者のような過食症は、最悪に進んだ場合、自己嫌悪から自殺を図る事もあり、

その確率は拒食症よりも高いのです。

神経性大食症の人は代償行為を行う為、必ずしも肥満ではなく、

標準体重の人が大半です。

なぜならば、ほとんどの場合、嘔吐、断食などで体重を保っているからです。

圧倒的に若い女性に多いのも特徴です。

食べることへの異常な渇望があると同時に

肥満への恐れ、やせ願望も併せ持ち肥満恐怖などから、食べないことを決断し、

断食状態になり、その反動で過食となることを繰り返すわけです。

精神分析医のヒルデ・ブルックはこのような摂食障害

「これは食欲の病気ではありません。

人からどう見られるのかということに関連する自尊心の病理です」といいます。

摂食障害患者は根源的否定感を抱えており、

食行動の異常の背景には茫漠たる自己不信が横たわっていると理解されているからです。

その不安を振り払うために強迫的に完全を志向しますので、

このような摂食障害は、「境界性パーソナリティ障害」、

「自己愛性パーソナリティ障害」との合併、あるいはそれら

「パーソナリティ障害」の部分症状なのです。

心理カウンセリングなどでひも解いていくことが必要です。

後者の「むちゃ食い障害」は、過食性障害で反復するむちゃ食い障害です。

神経性大食症とは異なり、自己誘発性嘔吐や下剤乱用などの浄化行動を伴いますので

肥満の方が多いのです。

この場合、急激な断食で体重が一気に下がった直後から起こります。

多くが「大うつ病性障害」、「物質関連障害」、「パーソナリティ障害」などがともなっています。

少食ファスティングの危険性は、後者の「むちゃ食い」で

筆者の私もこの罠に嵌まった体験を持っていますのでよく分かります。

この場合、前者の神経性大食症とは異なりますので、どこかで気が付けば、

正しい少食ファスティングに移行すれば、改善されるものです。

私がその体験で回復しました。