40日ファスティング経験者の本音!

ファスティング(断食)の素晴らしさやファスティングの正しい方法、効果などを紹介しています。

超少食実践者 コルナロ語録・解説 09  自分に合ったものをできるだけ少量食べる   

【コルナロ語録 09】
このような少ない食事でもし病気になったら、あとはどのような食事療法が残されているのかという質問をされる。
しかし、私はこう答える。こうした超少食をする者は、病気にならない。
毎日、病気のリスクはないのだ。だから心配する必要はない。
規則正しく食を慎めば、まず体に良いだけではなく、社会的実利が伴うのである。
この超少食の習慣が身につけば、仕事の生涯にはならないし、けって容易に展開され、はかどるのである。
もちろんすべてのひとが1日350gという超少食にする必要はない。
メニューも数品種に限る必要もない。私の場合、元来、胃が弱いのでこのような量にしているだけのことである。
誰の場合でも同じだが、自分に合ったものをできるだけ少量、
つまり自分の胃で消化できる範囲に限って食べればよいのである。
飲食の場合、その食の質よりも量の制限が最も大切である。自分に合せて摂取し、多い量を食べないことである。
このような習慣を身につけには、飲食とも適切な量を見極め、設定しなければならない。
そして決めた量を厳守していくことが最も重要なことである。
この反対の老人もいる。好き放題飲み食いしている老人もいるではないか、と。
もしこのような老人がいたら例外中の例外である。
生まれつき虚弱体質な者でも、厳格に食を節するならば、
放縦な食生活をする者よりもはるかに長生きできることを私が保証する。
 
(83歳の講和-01「無病法」38-40頁から)
 
 
 【解説 09】
コルナロは食事の質よりも量の制限(セーブ)を指摘していますが、
私は質も重要であることを強調します。
飲み物がワインとなっているのも賛同できません。
藤樹の宿では、まず、玄米菜食(マクロビ)と発酵薬膳の極みをめざしています。
毎日、試作品を生み出し、まず美味しく、見た目もよく、楽しめるものをめざしています。
それには発酵食が欠かせられません。
そしてコルナロは、主食の1日総量が350gとしています。
コルナロのようにワイン100㏄は反対です。
その代わりに薬草ティーかハーブティー、スムージを、朝飲むようにして、
昼食、夕食は味噌汁のできる限り薄いものをお汁茶碗、1杯でいいのです。
基本は玄米菜食で玄米を1口、100回から200回、噛むことにしています。
それで相当なデトックス効果があります。そして発酵食で腸を整えます。
これはコルナロ食よりも遥かに長寿健康食だと思います。
どうもコルナロは肉食も入れていますが、日本人で高齢になれば、
動物性たんぱく質いではなく、植物性タンパク質にすべきで、欧州人とはそこは大きく違います。
日本人には、マクガバン・レポートで世界一の理想食とされた玄米菜食が一番理想的なのです。
しかし、これだけでは不足します。
ゆえに発酵薬膳なのです。
藤樹の宿ではこれを完璧にして提供していますので、安心して藤樹の宿方式にお任せくださいますように。