ファスティング(断食) 初級編 14 シェマージャパン「自己融解を引き起こす断食」
断食のNPOを立ち上げた時、医師の協力が必要だと思い、豊田市・厚生連・足助病院(豊田市足助町)へ協力要請に行ったことがあります。
ところが院長は、頭から断食否定で驚きました。
断食の効果を全く理解していない愚かな医師だと思います。
なぜなら今から述べる自己融解の常識を完全否定しているからです。
これでは医師たる資格はまったくありませんから、医師免許を返上していただきたいものです。
断食は世界の医療でも最大の効果があると認められている分野が、自己融解です。
生命維持のために絶対には必要なもの(心臓などの生命維持臓器)以外の組織から栄養分を取り入れて、エネルギーに変える働きのことをいいます。
その例を甲田医師は語っておられます。それは血管です。たとえば動脈硬化の人が断食したとしましょう。
動脈硬化の場合、血管内のアテローム(コレステロールが沈着してできた御粥状のかたまり)が形成されていて、血管の中を狭くしているのですが、このような人が断食をしますと血管内のアテロームをエネルギー源としますので、断食期間中、アテロームはどんどん使われて、しまいにはきれいになくなってしまうのです。
動脈硬化で、両足の血行が悪くなっていた人が、断食期間中に暖かくなるという現象は、まさに自己融解そのものなのです。
これは動脈硬化ばかりではなく、からだのあちこちで自己融解が起こるのです。
その中でも最もよく使われるのが脂肪です。断食中にみるみるやせてゆくのは自己融解がもたらした結果なのです。
また、「腸の癒着がはがれる」「イボが消失する」「ガンが縮小する」のも自己融解のあらわれです。
甲田医師は、「断食中は体の中は肉食の人になっています。それは外から食べ物が入ってこないので、生活に必要なエネルギーは、自分の体内にたくわえてあるグリコーゲン、脂肪、たんぱく質などが分解されて燃焼したものでまかなわれる。
すなわち、自分の肉を食べて生きているようなものだ。」と説明されておられますが、これは私が初めて断食した時にまさに経験したことです。
実際、断食を経験しないと分かりませんが、何かからだの中でボリボリと何かを食べているような音がするのです。
まさにこれが自己融解だったのですが、それまで私の中に溜め込んだ脂肪が食べられている音に聞こえたかもしれません。
聖書ではパウロが異なる言葉でこのことを説明しています。
肉に従って生きるなら、あなたがたは死にます。しかし、霊によって体の仕業を絶つならば、あなたがたは生きます。(ロマ 8:13)
私たちは肉を食べたい放題するような、まさに肉の思うまま生きるようでは、ただ、あなたを待つのは、永遠の死があるのみという意味です。
「藤樹の宿」では後世に残す生き方のファスティングをさししめしています。ぜひ、お越しください。
ファスティングで、心と体の自己融解の効果を実感してみてください。