40日ファスティング経験者の本音!

ファスティング(断食)の素晴らしさやファスティングの正しい方法、効果などを紹介しています。

ファスティング(断食) 初級編  15  「断食は遺伝子を活性化する」

近年の遺伝子治療は目覚ましい発展をしています。

ことばバンクの定義では、「遺伝子あるいは遺伝子を導入した細胞を患者に投与することにより、疾患の治療を行う方法をいいます。

目標とする細胞や組織に遺伝子を導入し発現させるための試みが数多くなされています。

 

現在行われているのは、患者さんの細胞や組織などの体細胞を対象とした治療に限定されており、生殖細胞系列への遺伝子操作は数多くの国で禁止されています。」となっていますが、甲田医師はこの遺伝子治療に匹敵するのが、ファスティングだと語っておられます。

その通りです。

ただファスティングを正しく指導者のもとで行った場合にのみですが、遺伝子治療に匹敵するすばらしい結果が出ます。

つまり断食は遺伝子を活性化するということです。

 

それは長寿遺伝子(サーチュイン)がその代表です。

サーチュイン遺伝子は飢餓やカロリー制限によって活性化されます。

サーチュインの作用メカニズムはマサチューセッツ工科大学のレオナルド・ガレンテのグループが1999年に見出したものですが、断食という「飢餓やカロリー制限」してからだを追い込むことは、長寿遺伝子(サーチュイン)が活性化されるという画期的な研究でした。

3年前の1996年にイギリス・エジンバラ、ロスリン研究所イアン・ウィルムット博士らのグループで世界初のクローン羊、ドリーが誕生しました。

博士らは6歳の雌羊の乳腺(せん)の細胞からDNA(遺伝子の本体)が入った核を取り出し、ほかの羊の卵細胞(核を取り除いてある)に移植。

これを第三の羊の子宮に移したところ、元の雌羊と全く同じ遺伝子を持った羊(クローン羊)が誕生したというのです。

 

この時に断食を使用したことでも驚きの声があがりました。

どうしてかといいますと他の羊の卵細胞に移植した時に細胞の培養液を20分の1に落とし、断食状態にし、飢餓ショック状態にして、遺伝子のオンのスイッチを入れたら、体細胞の形成や増殖が開始されたのです。

 

つまりファスティング・断食は、細胞のオン、オフをつかさどるものであるといこうことが証明されたのです。

「私たちが断食をする場合にも、オフになっている遺伝子をオンしている可能性があります。断食をすると体質ががらりと変わったり、難病の病気が治ったりするのは、遺伝子治療と同じようなことがおこなわれていると私は考えています」(甲田医師)とありますが、眠っている遺伝子を呼び覚ますとは断食は凄いパワーです。

 

まさに聖書のこの言葉のようです。

起きよ、光を放て。あなたを照らす光は昇り、主の栄光はあなたの上に輝く。(旧約聖書イザ 60:1)