40日ファスティング経験者の本音!

ファスティング(断食)の素晴らしさやファスティングの正しい方法、効果などを紹介しています。

発酵食パワー 09 長寿遺伝子にスイッチを入れる 01 サーチュイン遺伝子とは

元気で長寿に生きる要因は、遺伝だという方もいます。

そして自分の両親は高血圧だから、とか

ガン家系だとうか思い込んでいる方が多いのです。

では本当に遺伝なのでしょうか。それは違います。

遺伝の研究で長寿要因の25%は、確かに遺伝だという研究がなされています。

しかし、あとの75%は環境が決め手です。

つまり生活習慣です。そして20年前じゃら注目されているのが、

サーチュイン遺伝子(注・01)です。

この遺伝子は誰でも持っているのですが、これを上手く働かせたら、

平均寿命は100歳を超えることができます。

しかし、普通は働いていないという宝の持ち腐れなのです。

ではどのように働かせるのか。その実験がアメリカで行われています。

それはウィスコンシン大学で人間に最も近いアカゲザル(注・02)で

相当、長期に長寿実験が行われています。

 

(注・01)サーチュイン(Sirtuin)遺伝子

長寿遺伝子または長生き遺伝子、抗老化遺伝子とも呼ばれ、その活性化により

生物の寿命が延びるとされる。

サーチュイン遺伝子の活性化により合成される

タンパク質、サーチュイン(英語 Sirtuin)は

ヒストン脱アセチル化酵素であるため、ヒストンとDNAの結合に作用し、

遺伝的な調節を行うことで寿命を延ばすと考えられている。

この様なサーチュインの作用メカニズムは

マサチューセッツ工科大学のレオナルド・ガレンテのグループが

1999年に見出した。酵母のSir2遺伝子がヒストン脱アセチル化酵素

あることを見出し、この酵素の作用が代謝や遺伝子サイレンシング

加齢に関与していることを示唆した。

サーチュイン遺伝子は飢餓やカロリー制限によって活性化されるが、この他に赤ワインに多く含まれるポリフェノールの一種、レスベラトロールによって活性化される[7]。このことは高カロリー食マウスを使った実験でも確認された[8]。ただし、グラス一杯の赤ワインに含まれるレスベラトロールの量は実験に使われた投与量の0.3%に過ぎず、これは人間の体重に置き換えると1日にボトル100本前後飲まなくてはならなくなり、赤ワインでサーチュイン遺伝子を活性化するのは非現実的である。このため、レスベラトロールを始め、サーチュイン遺伝子を活性化する物質の研究が行われている。米国ではレスベラトロールサプリメントが販売され年間30億円を売り上げるヒット商品になっているという[9]。

 

(注・02)アカゲザル

哺乳綱霊長目オナガザル科マカク属に分類されるサルの一種。

実験動物として利用されるほか、日本では野生化している外来種である。

初めて宇宙飛行を行った霊長類はアカゲザルであり、

その後も何度かアカゲザルが打ち上げられている(宇宙に行ったサルを参照)。

また2017年には中国の研究グループが霊長類として初めてアカゲザル

クローンを作成した。

日本では、1960年代に千葉県県南地域の私営観光施設で飼育されていた

本種が施設の閉鎖に伴い逃げ出し、野生化したものが1995年から千葉県房総半島で

確認されている。