40日ファスティング経験者の本音!

ファスティング(断食)の素晴らしさやファスティングの正しい方法、効果などを紹介しています。

ファスティング(断食)で改善可能な症状 17 脊髄小脳変性症 

【奇跡が起こる「超少食」】から
 
正直、多くの方はこのような難病が治るのか信じられないでしょう。
しかし、この本に書かれてあることは事実なのです。
 
まずはこの難病「脊髄小脳変性症」は、どんな病気なのでしょうか
 
【知恵蔵の解説】
 
歩く時にふらつく、ろれつがまわらない、姿勢がうまく保てないなど、小脳に起因する運動失調症状があり、腫瘍、血管障害、炎症、栄養障害が原因ではないものを総称して言う。
症状や病変のみられる場所、遺伝子診断などにより、現在30以上の病型に分類されている。
 
中年期以降に発症することが多いが、病型によっては小児期にもみられる。
進行の速さや障害の進み方は病型によって異なり、個人差もあるが、多くは5年、10年といった単位でゆっくりと進行する。
 
運動失調障害は左右対称に発現し、小脳だけでなく、橋(きょう)、延髄、脊髄(せきずい)に神経の変性が起こると、パーキンソン病に似た症状や、自律神経障害から生じる様々な症状、体が勝手に動く不随意運動などがみられる。
CT(コンピューター断層撮影)MRI(磁気共鳴断層撮影)画像に小脳や脳幹の萎縮がみられるが、大脳の機能は保たれる。
 
治療は現在のところ、症状に応じた薬物療法が中心で、手足などの機能低下を防ぐために理学療法作業療法も行われる。
 
 患者は全国に3万人を超えると推測されている。
3分の1が遺伝性で、3分の2は親族間に同じような疾病がみられない孤発性(こはつせい)である。
 
 遺伝性のうち約6割は、原因たんぱく質内のグルタミンの繰り返しが異常に延び、細胞内に塊をつくることによって引き起こされるのが知られている。
原因遺伝子は一部を除きすでに同定されており、2008年には群馬大学大学院の研究グループが、塊を分解するたんぱく質をマウスの小脳に入れる実験で効果を確認した。
 
同研究グループは続いて1110月にも、遺伝性脊髄小脳変性症14(SCA14)の発症メカニズムをマウス実験で解明したと発表。
5年以内にヒトへの治療開始を目指して研究を進めている。
 
 厚生労働省が推進する難病対策事業では、特定疾患治療研究の対象疾患(特定疾患)の一つに指定されており、医療受給者証交付数は113月時点で23233件。
 
また、介護保険制度における特定疾病の一つにも指定されている。
 
なお、ドラマや映画で有名になった『1リットルの涙』は、中学生で脊髄小脳変性症にかかり1988年に25歳で亡くなった女性の闘病日記である。
 
 
 
 
【難病 「脊髄小脳変性症」を克服した森美智代さんのケース】44頁
 
 
 
森美智代さんはこれまで何度もテレビ、雑誌に取り上げられた方です。
甲田医院で長期断食を繰り返し、「脊髄小脳変性症」を克服されたばかりか、20年間、現在54歳ですが、甲田医師の指導で始めた青汁だけで普通と変わらない生活をされておられます。
 
森美智代さん1984年21歳の時に脊髄小脳変性症と分かり、甲田医師に命を預けます。
そして甲田医師の指示の通り、長期断食を甲田医院で何度も繰り返して宿便をまず取ります。
半年後に歩けるようになり、退院後、玄米生菜食の食事に移行されます。
メニューは、生の玄米粉、青汁、ダイコン、ニンジン、ヤマイモのおろしを1日2回のメニューでした。
分量は玄米粉70g、青汁5種類以上の葉物野菜250g、塩小さじ半分をミキサーで作る。
これを濾して飲む。根菜類はダイコン100g、ニンジン120g、ヤマイモ30gを続けた。これが甲田医院の治療です。
 
体重は身長153㎝で50kgが退院する時は40kgで生菜食を自宅で継続するとまた50kgに戻ったので2食を1食にして、生菜食のメニューを削り、1997年から青汁1杯になり、体重は55kgとなり、現在に至る。
週に1回、日曜に断食して、水と柿の茶だけで過ごす。
20年間で難病を克服して、テレビ、雑誌に何度も紹介され、研究もされてきました。
まず免疫力は普通の人の4倍。
基礎代謝は同年代の女性の43%増。
超少食で身体が飢餓状態になるとケトン体という物質が多くなり、遺伝子のスイッチがONになり、自然治癒力が高まり、元気だということがわかってきました。
 
 
 
藤樹の宿コメント】
 
森さんの体験記にあるような方は、まだ藤樹の宿では扱ったことがありません。
ただ最近、藤樹の宿の付帯施設「ガリラヤの風」にランチを食べに来られた方は、生後3ヶ月からアトピーで苦しんで来られ、30歳の時に罹りつけの医院で甲田医師の本を読んで、森さんのようなファスティングをしようとしたそうです。
しかし残念ながら、途中で諦めたとのことでした。
もし藤樹の宿に来てくださるなら、責任を持って時間はかかっても藤樹の宿発酵薬膳ファスティングで必ず、かなり改善することを勧めました。
 
森さんのように思いきれないのは、死んだつもりで治療ができないからかもしれません。
この方も藤樹の宿にファスティングを任せていただければいいのですが、それを祈るのみです。