ファスティング(断食)で改善可能な症状 70 ベーチェット病からの克服
日本大百科全書(ニッポニカ)の解説
青壮年のおもに口腔粘膜、皮膚、眼、外陰部を侵し、ほかにも関節、消化器、血管、神経系などに多くの病変が反復出現する原因不明の病気である。
各種の症状をまとめて1937年に報告したトルコの皮膚科医ベーチェットHulusi Behet(1889―1948)にちなんでよばれ、ベーチェット症候群ともいう。
「奇跡が起こる半日断食」247頁
西本多美江さん(74歳) (要旨)
ベーチェット病が発病したのは、18年間で56歳の時です。
原因不明の難病です。最初に原因不明の高熱。
そして下血が加わりました。
この症状をみた友人の医師がこれはベーチェット病で原因不目で治らない病気と分かり、失明を待つばかりで、もう死んで楽になりたいと思いました。
もう絶望の只中にあった時に大阪大学の元教授から甲田先生を紹介してくださり診察室で「治ります。大丈夫です」と言われました。
そして即入院し、5種類の生野菜の青汁から始まり、甲田療法の食事が始りました。
そして2ヶ月後、診察室のカレンダーの字が見え始めました。
こうして視力が回復し、痛みもなくなってきました。そして水疱瘡や下血も治りました。
甲田先生は、これは自然治癒力だと教えてくださいました。
7ヶ月入院しましたが、毎日、甲田療法を実践する日々でした。
私は甲田医院に入院する前までは、保健指導のケースワーカーでしたので、甲田療法を持ち帰ってその普及に努めています。
今や医療費の増大、過剰医療は深刻な問題となっています。
アメリカは、マクガバンレポートで、現代医学への不信を表明し、国家予算を投じて代替医学への転換をしていきました。
ハーバード大学のヘルツリンガー教授は、「医療、健康産業で大きな変化がアメリカら起こり、ヨーロッパに広がりつつあります」と。
21世紀は日本発信の甲田療法が世界に広がっていくと思います。
【甲田医師のアドバイス】
西本さんは断食療法の最高の理解者です。
地元の群馬では、損得抜きで何千人の方を救って来られました。
自らが難病であるベーチェット病を克服された体験があるからです。
最初は西本さんは、断食療法に疑心暗鬼でした。
しかし、現代医学に見放された難病の方が、次々と癒されていくのを見て、関心を持たれ、自らの病気を治すために7ヶ月入院され、甲田療法を勉強されていきました。
断食は難病をことなく治してしまいます。多
発性硬化症、全身性エリテマトーデス、慢性リウマチなどの難病でも断食で治しています。
私はこうした難病には断食が最高の特効薬と思います。
【藤樹の宿コメント】
私の知り合いに、全身リウマチ、膠原病の方がおられ、断食を勧めていますが、なかなか応じません。
家族に現代医学信奉者の医師がいて、断食に反対しているからです。
西本さんのような方は、即、甲田先生が生きておられたら八尾に近いので送り込みたいのですが、残念ながら今はそれができません。
難病には断食だとは世界の常識ですが、日本では非常識なのです。
日本の医学が根本から変革しない限り、私たちのような断食施設が頑張るしかないようです。