40日ファスティング経験者の本音!

ファスティング(断食)の素晴らしさやファスティングの正しい方法、効果などを紹介しています。

ファスティング(断食)初級編-01-人間は食べる量の1/4で生きていける

日本は昔から、「腹八分に病なし、腹十二分に医師足らず」ということわざがあったのですが、「腹六分では、老いを忘れる」ということわざを知っていますか。

 

日頃、食べている食べ物を半分に減らしたら、まさにアンチェイジング(anti-aging・抗老化)になるという意味です。1935年のことですが、C・M・マッケイ教授は、「カロリー6割に制限したネズミは2倍生きた」という研究論文を書きました。

 

カロリーセーブを半分すれば、寿命は倍になるということなのです。このようなことはすでに6000年前のピラミッドに明記されていたのです。

 

「人間は食べる量の1/4で生きていけるが、あとの3/4は、医者が食っているのだ」という石碑のことばは、要するに「人間は食べ過ぎるから病気になり、医者も生計を立てられる」という意味なのです。

 

何と6000年前から今日まで何も変わっていません。現代日本の病気の大半は、食べ過ぎて病気になり、少食にすれば、健康になるということなのです。

 

さて、マッケイ教授の発表から、数十年後、レオナルド・ガレンテ博士 (マサチューセッツ工科大学)が、少食の絶対的な効用を発表しました。博士は、マウスの実験でカロリー制限をすると脳・腎臓・肝臓の各臓器の長寿遺伝子が急増することを証明したのです。

 

さらに興味深いのはカロリーを半分近くに制限すると微生物から線虫、昆虫から哺乳類まで、あらゆる動物の寿命が1.5~2倍に延びることです。

 

83年前のマッケイ教授の研究発表と同じです。この2つの研究で食べる量を1/3または、1/2に減らせば、健康になるという確かな実験結果なのです。

 

そこでこのブログを読んで来られた方はすでに理解しておられると思いますが、そもそも私たち日本人は、戦後、とにかく食べ過ぎていたのですから、まずは腹八分、できれば腹六分まで食べる量を減らすところから、第一歩を踏み出してみましょう、という提言です。

 

ならば今、あなたの病気は癒されるのです。聖書には空腹についていろんな教訓を書いていますが、新約時代のパウロはピリピの教会にこのように書き送りました

 

「貧しく暮らすすべも、豊かに暮らすすべも知っています。満腹していても、空腹であっても、物が有り余っていても不足していても、いついかなる場合にも対処する秘訣を授かっています。(フィリ 4:12)」

 

使徒パウロは、満腹でも空腹でも対応できる秘訣を知っていると断食を常日頃、しているがゆえの言葉です。そしてパウロは空腹(断食状態)であっても、「いつも喜んでいなさい。絶えず祈りなさい。どんなことにも感謝しなさい。」(1テサ5:16-18)と感謝の念に満たされていたのです。

 

断食はパウロのように喜び、感謝の念に導かれていくことです。私たち「藤樹の宿」では、そのような心境に必ず、導いていきます。するとごく自然に断食が日常的に身についていくのです。

 

ファスティングの効果は、心身ともに表されるのです。