40日ファスティング経験者の本音!

ファスティング(断食)の素晴らしさやファスティングの正しい方法、効果などを紹介しています。

ファスティング(断食)で救国をー37-発酵食で100歳まで元気に生きて日本を救う

日本には世界に誇る健康食「元禄以前の日本食」である「玄米菜食」がありますが、加えて世界にもう一つ、誇るべきものがあります。それは発酵食です。

 

日本独特の気候、風土から生まれた発酵食です。麹や酵母などの微生物の力を借りて、発酵させた食品として、味噌、醤油、酢、みりん、納豆、漬物など日本の伝統食、保存食はほとんどが発酵食です。

 

日本人は農耕民族で、米を中心にした発酵食が日常の食生活に取り入れられてきました。その起源は不明ですから、日本民族のルーツからすでに発酵食は存在していたことになります。

 

そして今、健康ブームにあやかって大きなブレークしているのが発酵食品です。発酵食品の歴史は全世界でも古くから伝えられており、世界最初の発酵食は、どうもワインではないかと思われます。

 

新石器時代の紀元前7000年前でアルメニアでは紀元前6000年前のワイン醸造所が発掘されています。

 

日本は、それに比べれば歴史はないかもしれませんが、世界から見ても発酵食品大国と言われているのは、日本の温暖多湿な気候は、発酵食作りにかなり適しているからです。

 

日本の代表的な発酵食品と言えば、植物を原料とした発酵食品を産み出してきました。科学的に明らかになっているのがこの植物性乳酸菌が体に良く、吸収率が高いということです。

 

今では日本の発酵食品のレベルの高さは世界的に有名です。発酵食は、腸内環境を整え、改善するというパワーがあります。

 

人間の腸には100兆個の腸内細菌が住んでいますが、その種類は400個ぐらいで「善玉菌」といういい働きをする菌と悪い働きをする「悪玉菌」、そして何もしない「日和見菌」が腸の中で混在しています。それらが花畑の様に存在していることから、「腸内フローラ」(腸内細菌叢/ちょうないさいきんそう)と呼ばれています。

 

健康な人の腸内は、善玉菌が悪玉菌を抑える形で腸内フローラが一定のバランスで維持されていますが、逆に、何らかの原因で悪玉菌が優勢になってしまうと、腸内腐敗が進みアンモニア、フェノール、インドールなど人の健康に有害な物質が増えます。

 

これらの有害物質が臭いオナラの原因になったり、もっとひどい場合は、有害物質が腸管から吸収されてしまい肝臓、心臓、腎臓などに負担を与え、老化を促進させたり、癌をはじめとする様々な生活習慣病の原因になったりすることもあります。

 

理想的な腸内フローラの状態は、「善玉菌2割:悪玉菌1割:日和見菌7割」というバランスが望ましいのですが、このバランスも加齢とともに善玉菌が減り、バランスが崩れます。この崩壊を救うのが数多い研究で分かってきたのが、発酵食なのです。

 

日本を救う救世主は、発酵菌なのです。なぜ「藤樹の宿」が発酵食で断食なのかをお分かりいただけたでしょうか。