40日ファスティング経験者の本音!

ファスティング(断食)の素晴らしさやファスティングの正しい方法、効果などを紹介しています。

ファスティング(断食)で救国をー27―食べるな日本人! ダニエル式断食に学べ

アッシリア帝国は滅亡しましたが、帝国を滅ぼした新バビロニアによって、アッシリアの属国であった南ユダは滅ぼされます。この辺りは、旧約聖書に詳しく書かれています。

 

しかし、バビロニアの強制連行されたユダヤ人は生き残りました。連行されたのは、南ユダ王国の優秀な人材で、そこにダニエルがいました。欧州の絵画には頻繁にダニエルが描かれていますので覚えておられる方もあるでしょう。

 

ユダ王国の首都、エルサレムを陥落させたバビロンのネブカドネツァル王は、自分の占領行政の官吏を養成するため、ユダヤ人の「王族と貴族の中から、体に難点がなく、容姿が美しく、何事にも才能と知恵があり、知識と理解力にとみ、宮廷に仕える能力のある」(ダニエル1:4)少年たちを選び出して連れてこさせ、カルデアの学問を学ばせました。

 

ベルテシャツァルと呼ばれることになったダニエルはその一人でした。ダニエルをリーダーとするシャドラク、メシャク、アベド・ネゴの四人組は、異邦人の地にあっても唯一の神への信仰を守りぬき、バビロニア人たちの主食であります肉類と酒を一切、食べず、菜食と断食を貫き通しました。

 

そのため抜群の頭脳明晰さとパワーは、帝国の誰よりも抜きん出て優秀であったため王に仕えて重用されました。このダニエルのように、肉食を徹底的に避けて、断食を繰り返していたことが聖書に明確なのです。

 

私は日本がまず、ファスティングをする民族になること。そしてダニエル式ファスティングを実践してほしいのです。

 

日本は食べるための工夫、いかに食べるかの知恵を働かせていましたが、ダニエルのように食べない知恵、食べないことがいかに知恵と知識に満たされるかを証明することができるのです。

 

甲田光雄医師は、このように少食について語っておられます。

・・・「少食に病なし」とはまことに真なるかなです。世間には、健康法という特殊なものは何一つ実行しておらないのに病気らしい病気をせず、八十、九十の坂を無事に越え、見事長寿をまっとうする人がおられます。

 

これらの長寿者の食生活を調べてみると、だいたいにおいて少食と粗食の習慣が見受けられるようです。長寿村として有名な、山梨県の棡原(ゆずりはら)における古老たちの食生活を調査された古守豊甫先生の著書『長寿村棡原』の中にも、少食、粗食が長寿の秘訣ではなかろうかと強調されております。

 

動機は何であれ、厳しい少食をある期間実行し、その少食にも慣れてくると、もはやそれが特殊な食生活であるという観念が薄れてきます。「少食に病なし」というのも、それが終生の習慣になってこそ価値が現われてくるのです。単なる思いつきや一時的な戦略としては後が続かず、またもとの大食、飽食に戻ってしまうのが常のようです。

 

大切なことは「少食の習慣」を身につけることです。少食の実行も、この域にまで進まないうちはまだ本物とはいえません。というのも私たちの運命を左右するものは、その人の身についている習慣に負うところが大だからです。「習慣が運命を刈り取る」といわれているとおりです。・・・

 

これは少食(=半断食)を自然のように慣れてしまうことだと語っておられます。ダニエルはそのように幼いころから先祖の言い伝えを0守って、自然に生きていたのです。断食民族ユダヤ人の凄さはそこにありました。ダニエル式断食を体験していただく施設が、「藤樹の宿」なのです。