40日ファスティング経験者の本音!

ファスティング(断食)の素晴らしさやファスティングの正しい方法、効果などを紹介しています。

ファスティング(断食)で救国をー28―食べなくても生きれるぞ、日本人! エステルに学べ

少食こそ生き残る手段であることをダニエルは教えてくれましたが、ダニエル記は紀元前540年前後のことでしたが、それから100年後、ユダヤ人は大帝国、ペルシャ帝国に支配されていました。

 

その捕囚の地、スサでの出来事です。時は、ペルシャ王クセルクセス1世の治世です。王妃であるワシュティが王の命令に従わなかったということで、王は新たな王妃の候補者を探していました。

 

そのころ首都スサに、エルサレムから連れてこられた捕囚民モルデカイというユダヤ人がいました。モルデカイは両親を失くした若い従妹のハダサ(ペルシャエステル)を娘として引き取っていました。

 

「娘は姿も顔立ちも美しかった」(エステル記2:7)とあるように、エステルは王宮に集められた美しい娘たちの中でトップとなり、王のもとに召されると王もエステルを気に入り王妃となりました。

 

ある日父モルデカイが大臣ハマンへの敬礼を拒否する事件が起こり、怒ったハマンはモルデカイのみならずユダヤ人全ての殺害を決めたのです。そのことを知ったエステルは、すべてのユダヤ人のため決死の覚悟をしたのです。

 

聖書にはこのように書かれています。

 

・・・「他のユダヤ人はどうであれ、自分は王宮にいて無事だと考えてはいけない。この時にあたってあなたが口を閉ざしているなら、ユダヤ人の解放と救済は他のところから起こり、あなた自身と父の家は滅ぼされるにちがいない。この時のためにこそ、あなたは王妃の位にまで達したのではないか。」

 

エステルはモルデカイに返事を送った。「早速、スサにいるすべてのユダヤ人を集め、私のために三日三晩断食し、飲食を一切断ってください。私も女官たちと共に、同じように断食いたします。このようにしてから、定めに反することではありますが、私は王のもとに参ります。このために死ななければならないのでしたら、死ぬ覚悟でおります。」(旧約聖書エステル記4:13-17)・・・

 

そして王に自分がユダヤ人であることを明かし、ハマンの姦計を知らせました。王はこれを受けてハマンを処刑、モルデカイは高官に引き上げられたのです。ハマンは自分で用意した処刑具で自分が処刑されることになったのです。

 

そしてこれを記念して、ユダヤ暦アダル月14日と15日はプリム祭(2月から3月)という祭日になっています。このエステルの断食を「エステル断食」と言われています。エステルの捨て身の決意をさせたのは、断食であったことが分かります。

 

エステルの要請で、スサに住むユダヤ人は全員、断食をしたことはいうまでもないことです。民族が滅ぼされるか否かの問題ですから、全員、神の前に出た断食であったわけです。

 

ペルシャ王クセルクセス1世を虜にしたエステルの美貌も凄いですが、断食で新たな境地を開くことができたことはさらに凄いことです。

 

ここまで健康が阻害されている日本のために私たちはエステル断食をしなければならないと思います。エステル断食に導かれるのでしたら、ぜひ、「藤樹の宿」にお越しください。