発酵薬膳ファスティングの基礎 18 ジャンクオイル、マーガリンを追放し、最高の油を使用しよう
新谷弘美医師の「病気にならない生き方」で指摘された「市販牛乳は錆びた脂」もショッキングな指摘で私も納得してからは、一切、牛乳は飲まなくなりましたが、もう一つ、以後、絶対、見向きもしなくなった食品に「マーガリン」があります。
新谷医師は、マーガリンほどからだに悪い油はないと指摘されておられますが、まさにマーガリンはジャンク(がらくた)オイルなのです。
今でもバターよりコレステロールが少なく健康にいいというマーガリン信仰者がいますが、マーガリンは非常に危ない油です。
常温では液体である大豆油やコーン油といったリノール酸を多く含む油を原料とし、さらにそれに水素を添加し、天然の油であるバターやラードのように常温でも固体を保つ飽和脂肪酸に変えたものがマーガリンやショートニングです。
化学式は同じでも、トランス型といって、自然には、ごくわずかしか存在しない油なのです。
ショートニングも同じで、必須脂肪酸としての機能がないため、単なるジャンク油として体内で消費され、かつその消費に大量にビタミン、ミネラルが使われてしまいます。
新谷医師は、家にマーガリンがあれば即、捨てなさいというのですから、私も捨てましたし、マーガリンの入ったお菓子、そしてモーニングコーヒーについくるトーストなど一切、拒否しています。
2013年ですが、「トランス脂肪酸を米国の食品医薬品局(FDA)が使用を制限」と報じられました。
このトランス脂肪酸こそマーガリンやショートニング、ファットスプレッドです。
特にショートニングは、スーパーやコンビニの加工食品、飲食店のメニューには、これらを使ったパンやお菓子、揚げ物、レトルト、冷凍食品などがあふれています。
意識して避けない限り、否が応でも気付かないうちに食べている食品です。
トランス脂肪酸は、摂りすぎると動脈硬化の原因になり、心筋梗塞などの心疾患リスクはかなり増大するためにFDAは規制に動いたのですが、日本ではまったくその気配はありません。
ゆえにアメリカではトランス脂肪酸を使用する食品をジャンクフードといいますが、日本はこのジャンクフードに完全に支配された国なのです。
アトピー専門の医師のサイトに、アトピーの本当の原因は3つあり、それは「マーガリン、チョコレート、牛乳」だと書かれてありました。
これは発酵薬膳ファスティングの立場からも、摂取してはならないもののトップに位置します。
ですから「藤樹の宿」では、徹底的にジャンクフードに依存しないお菓子を作って、提供していきます。それを「藤樹の宿」で体験してみてください。