40日ファスティング経験者の本音!

ファスティング(断食)の素晴らしさやファスティングの正しい方法、効果などを紹介しています。

発酵薬膳ファスティングの基礎 19 ヨーグルト神話にだまされるな

連載でマーガリン・牛乳の害について書いてきましたので、次は健康に良いと信じ込まされているヨーグルト健康神話にだまされてはいけないことを書きます。

スーパーの店頭にいきますと「カスピ海ヨーグルト」「アロエヨーグルト」など数えきれない種類が並べられています。

サイトでもヨーグルトで胃の調子がよくなった、便秘が治った、ダイエットできたなど、ヨーグルト賞賛の声も大きいのですが、再度、新谷医師の書かれた「病気にならない生き方」で指摘されたなかに牛乳に続き、ヨーグルト神話に疑問を呈しておられます。

 

ヨーグルトで調子が良くなったのは乳酸菌だと信じ込んでいますが、これに疑問を投げかけておられるわけです。

この問題に対して、イギリスの医学誌にこのような研究が記載されました。

それによりますと乳摂取量の多い人は、少ない人と比べて寿命が短く、女性では骨折が増えるとの研究結果を紹介しているのです。

そして同研究チームはさらに、チーズやヨーグルトの摂取にも疑問を呈しています。

発酵乳製品に多く含まれている「ガラクトース」という物質が、動物実験により、老化を促進し寿命を縮めることがわかっきたのです。

 

牛乳の主成分である「乳糖(ラクトース)」は、消化酵素・ラクターゼによってグルコースガラクトース加水分解されることで、小腸からの吸収が可能になるわけですが、発酵乳製品はラクターゼの代わりに乳酸菌の働きで分解が起き、ガラクトースがつくられるわけです。

そのガラクトースが私たちの体にダメージを与えることになるのです。

 

アメリカ人女性は8人に1人が乳がんになるといわれるのに対し、日本人女性は20人に1人ほどですが、その数は年々増加しています。

これらは、こうしたことが原因ではないということなのです。

 

ともあれガンの発生には食生活が深く関わっていますので、日本の伝統的な日本食が、欧米化で急激に変化した場合、からだがそれ慣れるのにはかなりの長い期間が必要となります。

そして日本人に適応できない場合は、当然、健康上の諸問題が発生してきます。

 

牛乳は元来、日本人が摂取してきた食品ではありません。

1945年の敗戦直後の食糧難の時代に、ララ物資としアメリカから日本に贈られたものが、小麦と粉乳でした。ララ物資として送られていたのは短期間で、その後、日本は、小麦、乳製品をアメリカから輸入することになりました。

アメリカは戦略的意図をもって、日本人に小麦と牛乳を与えたのですが、このことから日本の伝統的な食生活のシステムは、根底から覆され、日本人の食事がどんどんアメリカ化していったのです。

その象徴的な食品が牛乳などの乳製品なのです。

 

戦前の日本人のほうが、今の日本人より健康的で、なおかつ強靭で敏捷な体であったようです。

その頃の日本人で、牛乳を毎日飲んでいる人など一人もいなかったのです。

ましてやヨーグルトなどまったくありません。

日本には優れた乳酸菌がありました。それが植物性乳酸菌です。

これを発酵食といいます。

ヨーグルトではなく、発酵食で十分、乳酸菌を補えます。

「藤樹の宿」でファスティングすれば、万全の乳酸菌を食してファスティングが可能です。