40日ファスティング経験者の本音!

ファスティング(断食)の素晴らしさやファスティングの正しい方法、効果などを紹介しています。

玄米菜食 32 脳の毒を出す玄米食を核にした食事術 08 脳の毒になる油はトランス脂肪酸であるマーガリンなど

林水産省のサイトに「脂質やトランス脂肪酸が健康に与える影響」

という項目があります。

この記事では次のように書かれています。

 

・・・油脂などの脂質は、私たちの身体を構成する細胞膜の主要な成分であり、

主要なエネルギー源でもあります。

脂質は、炭水化物やたんぱく質よりも大きいエネルギーを持っています。

そのため、人間はエネルギー源として脂肪を優先的に蓄積しやすいと考えられます。

脂質をとりすぎると、肥満、心筋梗塞をはじめとする

循環器疾患のリスクを高める可能性があります。

また、脂質が多い食品を中心とする食生活は、

結果として飽和脂肪酸トランス脂肪酸の摂取量を増やすこととなります。

これらは血液中のLDLコレステロールを増加させ、

このことも循環器疾患のリスクを高めます。

一方で、脂質が少なく、炭水化物が中心の食生活では、

食後の血糖値及び血液中の中性脂肪値が上昇し、

血液中のHDLコレステロールは減少します。

このような状態が長く続いた場合にも、冠動脈性心疾患のリスクが高まります。

また、摂取する脂質が極端に少ないと、脂溶性ビタミンの吸収が悪くなったり、

エネルギー不足に陥ったりする可能性もあります。・・・

 

確かに私たちは、エネルギー源として、また細胞膜を構成する成分として、

食品から脂質を摂取しています。

脂溶性ビタミン(A、D、E、K)、カロテノイドなどの油脂に溶けやすい栄養成分は、

油脂と一緒に摂取することで、体内に吸収されやすくなります。

油脂を構成する成分のうち、リノール酸、α-リノレン酸などの必須脂肪酸は、

生命の維持に不可欠ですが、体内で作ることができないため、

食事からとることが必要なのです。

しかし、脂質のとりすぎは、肥満や生活習慣病につながります。

特に動物性脂肪やパーム油などに多く含まれている飽和脂肪酸をとりすぎると、

血液中のLDLコレステロールが増加し、

その結果、循環器疾患のリスクを増加させることが示されています。

3年前の国民健康・栄養調査によると、

日本人の男性の約35、女性の約43%が脂質をとりすぎているという結果が出ています。

また、脂質の種類にも気をつける必要があります。

特にトランス脂肪酸を多くとると、血液中のLDLコレステロールが増加し、

HDLコレステロールが減少することが示されています。

トランス脂肪酸を多くとりつづけると、

冠動脈性心疾患のリスクを高めることも明らかになっています。

トランス脂肪酸はマーガリン、ファットスプレッドショートニングや、

それらを原材料に使ったパン、ケーキ、ドーナッツなどの洋菓子、

揚げ物などにも含まれています。 

ファットスプレッドとは

マーガリンの一種で油脂の成分がマーガリンより少ないもので、

果実、果実加工品、チョコレートなどに使用されています。

一方、ショートニングとはマーガリンから水分と添加物を除いた油脂で無味無臭です。

パンや菓子に使用すると「さっくり」焼き上がり、

揚げ物では衣が「パリッ」と仕上がります。

したがって、これらの業界では好んで使用しています。

しかも、私たちに分かりにくい形で多くの食べ物に使用されており注意が必要です。