40日ファスティング経験者の本音!

ファスティング(断食)の素晴らしさやファスティングの正しい方法、効果などを紹介しています。

発酵薬膳ファスティングの基礎 17 市販牛乳は錆びた脂

新谷弘美医師が書かれた「病気にならない生き方」は100万部のベストセラーとなりましたが、この中で「市販牛乳は錆びた脂」だと指摘されたことで牛乳の生産者などから批判されたようですが、私は新谷医師の指摘は正しかったと思います。その論点は、こうです。

 

・・・各酪農家から集められた生乳は、大きなタンクに集められ、かき回してホモゲナイズします。ホモゲナイズというのは、「均等化」という意味です。では何を均等化するのかというと、生乳に含まれる脂肪の粒です。生乳には、約4%近い脂肪が含まれていますが、その大部分は「脂肪球」と呼ばれる「粒」として存在しています。脂肪球は大きいものほど浮上しやすいため、生乳をそのままにしておくと脂肪分だけがクリームの層となって浮上してしまいます。昔飲んだ瓶詰めの牛乳は、厚紙でできたふたを取ると、ふたの裏側にべったりと白いクリーム状の脂が付いていました。これはホモゲナイズされていなかったため、運搬の過程で脂肪球が浮き上がってしまったからです。こうしたことを防ぐために、現在はホモゲナイザーという機械を用い、脂肪球を機械的に細かく砕いているのです。こうして作られたものが「ホモ牛乳」と呼ばれるものです。ところがホモゲナイズすることにより、生乳に含まれていた乳脂肪は酸素と結びつき、「過酸化脂質」に変化してしまいます。過酸化脂質というのは、文字通り酸化しすぎた脂肪ということですから、別の言い方をすれば「ひどく錆びた脂」ということになります。そして、こうした酸化した食物が体内に入ると、フリーラジカル、とくに活性酸素を作り出す原因となります。フリーラジカルは、細胞内の遺伝子を壊し、ガンの原因を作るなど、さまざまな健康被害をもたらすことで知られています。・・・

 

新谷医師はそもそも牛乳は、本来、子牛のための飲み物で、大人になって「乳」を飲む動物は一つも存在しない、それが自然の摂理だと書いておられたことが、一番納得し、この本を読んでから、一切、牛乳は飲まず、豆乳に切り替えましたし、牛肉も止めました。日本人の中には乳製品や牛肉などを分解するエンザイムが少ないと新谷医師は指摘されていますが、日本人は、消化するエンザイム不足というのは経験的に理解できたからです。

牛乳を飲むとお腹がゴロゴロしたり調子はよくありませんでしたので、新谷医師の指摘で納得しました。

実際、日本にアトピー症が多くなったのは、こうした乳製品の登場からであることはいうまでもありません。

牛乳より豆乳。

飲むのなら日本ハーブ。

それが「藤樹の宿」の指導方針です。