ほんとうに怖い人工甘味料 01 カロリーゼロの化けの皮をはがす
最近、スーパーマーケットやドラッグストアは
「カロリーゼロ」と謳った食品がよく目に留まります。
とくに問題はダイエットに良いといううたい文句で売られている飲料は、
必ず「カロリーゼロ」と明記されています。
しかし、本当にカロリーゼロでしょうか。
今回から、このカテゴリー「健康投資・食べてはいけないもの」で、
添加物シリーズに続き、「カロリーゼロ」の化けの皮を剥がす連載をしていきます。
テキストは、大西睦子医師(注・1)です。
その著作「カロリーゼロにだまされるな」(ダイエヤモンド社)です。
アメリカで働く大西医師でしか、このような告発は不可能です。
かつて牛乳、パンの被害を告発した新谷弘実医師(注・02)も
海外で根拠を構えています。
新谷医師でしかその告発はできませんでした。
今回も大西医師はアメリカから日本の様々な雑誌にも寄稿して、
人工甘味料の巧妙な仕掛けとその健康への害を伝えておられます。
さて、うたい文句
・ゼロカロリー
・ノンカロリー
・レスカロリー
・カロリーなし
・カロリーフリー
という表示は認められていますが、これはゼロではないのです。
また「ビールテイスト飲料」には
・アルコール0.00%
・カロリーゼロ
・糖質ゼロ
と明記しています。
この栄養成分の表示は
・100ml当たり、エネルギー0
・たんぱく質0g
・脂質0g
・糖質0g
・食物繊維0~0.1g
・ナトリウム0~7㎎
ですが、
すべてゼロなのになぜ味があるのかです。
原材料表示は
・麦芽
・ホップ
この人工甘味料が味の犯人であり、危険な狼なのです。
(注・01)大西睦子
内科医師、米国ボストン在住、医学博士。東京女子医科大学卒業後、同血液内科入局。国立がんセンター、東京大学医学部付属病院血液・腫瘍内科にて造血幹細胞移植の臨床研究に従事。2007年4月より、ボストンのダナ・ファーバー癌研究所に留学し、ライフスタイルや食生活と病気の発生を疫学的に研究。08年4月から13年12月末まで、ハーバード大学で、肥満や老化などに関する研究に従事。ハーバード大学学部長賞を2度授与。現在、星槎グループ医療・教育未来創生研究所ボストン支部の研究員として、日米共同研究を進めている。著書に、「カロリーゼロにだまされるな――本当は怖い人工甘味料の裏側」(ダイヤモンド社)、「『カロリーゼロ』はかえって太る!」(講談社+α新書)、「健康でいたければ『それ』は食べるな」(朝日新聞出版)。
(注・02)新谷弘実医師
福岡県出身の医学博士。米国アルバート・アインシュタイン医科大学外科教授などを務め、ベス・イスラエル病院名誉外科部長。著書『病気にならない生き方』がミリオンセラーになった。新谷式と知られる内視鏡検査(新谷式内視鏡挿入法)の考案者。
新谷弘実は、ミラクル・エンザイムという用語を用いて、この消耗を避けることで健康になれるとしている。また胃腸内視鏡で30万人以上の腸内を見てきた結果、動物性食品をよく食べている人は大腸ガンなどの健康リスクが高まるとし、これを「腸内の状態(腸相)が悪い」と報告した。そして、主にこの2つの理由を根拠とした健康法「シンヤビオジマ」を提唱している。