40日ファスティング経験者の本音!

ファスティング(断食)の素晴らしさやファスティングの正しい方法、効果などを紹介しています。

ファスティング(断食)で改善可能な症状 02 ファスティングで起こる「自家融解」の仕組み

私たちのからだは、飢餓につよく、食べ過ぎには対処はできていないのですが、飢餓が起こると、弱い器官を活用して、より強い器官が生きていく、とロシアの病理学者、パシュケンの説です。

ファスティングしますと、体内の余分な脂肪が、生命を営むために必要な必須臓器である脳、心臓、肺、内分泌器官、肝臓、造血器官などの栄養に回されます。

必須臓器の生命維持には当然、タンパク質が必要で、病変のある組織、腫瘍、水腫、浮腫、滲出液などカラダに存在しない異質の組織(病気)に存在するタンパク質を利用しにいきます。

そして血液中の余分な糖分(高血糖=糖尿病)も同様に利用しに行きますので、こうした病変が消失するわけです。この現象を「自家融解」と呼びます。

この「自 家融解」こそ、ファスティングの重要な病気の治癒過程(石原結實医師)といわれます。

つまり私たちは食べ過ぎているため、このファスティングして「自家融解」に働いてもらえば、病気は治る(石原結實医師)ということなのです。

そしてファスティング期間中は、正常な細胞や必須臓器は当然、「自家融解」は起こりません。

また、細胞の若返りが起こると石原結實医師は指摘しておられます。

その仕組みを説明します。

まず老化現象とは、リポフスチン、過酸化脂質などの酸化毒素や老廃物が付着して、シミ、ソバカスが体の皮膚に生じてきます。

また、便秘、尿の出が悪くなるとか、胆石、尿路結石、そして排泄の低下が起こります。

これを新陳代謝の低下した結果なのですが、新陳代謝とは、からだの中 で、古いものと新しいものを入れ替える作業のことで、「吸収」、「利用」、「排泄」の順で行われているものです。

私たちは、食卓で食べた食物が、胃と小腸で消化、吸収されます。

そして血液の中に取り込まれ、私自身のからだの60兆個におよぶ細胞の栄養が供給されます。

そしてそれを受け取った細胞は、血液中から栄養を吸収し、それぞれの細胞はその役割を果たしていきます。

そしてそこで燃焼した老廃物を排出します。

ですから新陳代謝が低下すれば、排泄が悪くなり、その老廃物が、細胞内べっとりと付着して、細胞の働きを鈍くしてしまいます。

ところがファスティングをしますと、大便、小便が促進されます。

他にも目やに、鼻汁、吐く息、痰などから、老廃物として出される量が増加していき ます。

つまりファスティングで体内、細胞内の老廃物の排出がかなり活発化されていきます。

つまり新陳代謝の活発化となります。それゆえにファスティングは、皮膚の若返りが著しいといわれるのは、こうした仕組みからなのです。