40日ファスティング経験者の本音!

ファスティング(断食)の素晴らしさやファスティングの正しい方法、効果などを紹介しています。

年始特別寄稿 03  ファスティング・ライフスタイルの確立 01 

日本全国に存在している断食指導できる施設(いわゆる断食道場)は、

私の予想では250か所以上はあると思いますが、

大半は関東圏に集中しています。

私は23年間、愛知県豊田市で断食祈祷院を運営していましたが、

中部圏は特に少なく、関西圏も関東圏の1割ぐらいしかありません。

そして思想的には、ヨガ一色です。

最近は座禅を組み合わせた寺院、ビジネスホテル、

研修施設運営のところも出てきましたが、

断食の本流であるキリスト教関連の施設は皆無です。

かつては私が1995年から運営していました断食祈祷院「泉の森」がありましたが、

オープンして数年後、クリスチャンの来会者はゼロとなってしまい、

やむをえず、ノンクリスチャン向けの愛知断食センター(AFC)を立ち上げました。

すると過食症に悩む若い女性が多く来会されるようになりました。

その中から洗礼に導かれる方たちが続出し、伝道の良き機会となったのです。

(※洗礼者は100名)

しかし、私は夫婦問題で完全に破綻をきたしていました。

相手が境界性人格障害者だったからです。

その後、私はAFCをすべてを捨ててここを脱出することになりました。

それが2015年末ですがその逃亡中に出会ったのが「修道院の断食」(創元社)でした。

その時まさにインスピレーションとしかいいようがありませんが、

ファスティングを提供してもその来会者に気づきを与え、超少食を体験してもらい、

日本人がファスティングを日常的に取り入れていく

働きをしていこうということを示されたのです。

そうであるならば景観が良く、地理的にも来会しやすいところが、

琵琶湖周辺であると考えたのです。

なぜならば戦国時代、琵琶湖をめぐって天下取りがなされたところであり、

東海道、北国街道など琵琶湖を中心に歴史は動いていました。

私はそれまで個人的には、温泉が大好きでしたので、

大分県の湯布院で断食施設を開くために

安価なログハウスを買う予定にしていました。

そのために大分県出身の方がAFCによく来られていましたので

案内していただくことになりました。

その方は草津市の方でその家に何度も打ち合わせに行った時に

琵琶湖をよく見かけていました。

そこでようやく琵琶湖周辺は、

かつて日本の歴史には欠かすことができない

重要な地であったことを再発見したわけです。

そして琵琶湖周辺で断食できる施設を米原市長浜市あたりから探し始めました。

インバウンド政策のゆえに認可が可能となった農家民宿で開始するように導かれ、

1年半以上、琵琶湖周辺で約100件の古民家物件を探して、

ようやく101件目で見つかったのが、現在の藤樹の宿です。

琵琶湖周辺の古民家を探しましたが、

バブル時代に高値で売られていた別荘ばかりでかなりヤバい物件ばかりでしたので、

住宅地の古民家を探して見つかった古民家でした。

しかも条件は少なくとも三方が空いていることです。

それは民家の密集したところでは来会者が圧迫感を受けるからです。

なかなかそれに適する物件は見つからなかったのですが、

ようやく高島市で見つかったのです。

そして今まで全く知らなかった高島市ですが、驚いたことに高島市安曇川町は、

私の尊敬する中江藤樹の生誕の地であったことです。

また、キリスト教会が7つもあり、しかも、藤樹の宿の西側にには、

キリスト教精神で運営しているはこぶね保育園の跡地(移転している)があり、

地元の南船木は、キリスト教への理解は

他に比べたら高いことが分かったことなどで

この地に移住することを決断しました。

それから5年、藤樹の宿では様々な経験をしてきた結果、

到達したことを次回に書きます。