40日ファスティング経験者の本音!

ファスティング(断食)の素晴らしさやファスティングの正しい方法、効果などを紹介しています。

年始特別寄稿 01 ほんものの断食が問われる2022年の始まり

昨年からのコロナ禍で特にサービス業が大打撃を受けていますが、

その打開策として宿泊業者が断食施設を開始するようになりました。

すでにネット上だけで調べても2011年には、

京都、大阪、和歌山など関西圏に数か所、断食施設がオープンしています。

おそらく本年からまだまだ10か所以上は参入してくることは間違いありません。

これまで断食施設の8割は関東圏に集中していました。

なぜか特に伊豆半島に半数もあり、あとは関東、関越に散在しています。

私が中部圏の豊田市で23年間、断食祈祷院を運営していましたが、

「断食救人類の書」で詳しく書きましたような理由で2015年に脱出し、

最初は大分県湯布院に移住を検討していましたが、関西で大阪万博が決定し、

そのテーマ(健康と長寿)を知った時に湯布院の移住は取りやめました。

そして関西を調べますと確かに歴史のある断食施設があり、

競争は厳しいかもしれませんが、まだ関東圏ほどではないと判断し、

私は琵琶湖の風景に魅了されれていましたので

琵琶湖周辺で古民家を利用した断食施設を2016年から1年ばかり

特に湖東(長浜、米原等)を中心に100か所以上、物件を探しました。

そして現在の古民家を選択した理由は、2つあります。

 

1・近江商人の合言葉「三方よし」のように隣家がなく、三方が開いていたこと

2・中江藤樹の出身地であったこと

3・近くにキリスト教会が多かったし、南船木にキリスト教保育園があったこと

 

です。

そして古民家を買い取り、2ヶ月で改装し、

2017年6月「古民家ファスティング藤樹の宿」をオープンしました。

しかし、1年間、アドワーズで広告を出すものの全くなしのつぶてでしたが、

2018年のゴールデンウィークから、ようやく来会してくださる方が増加し、

3年目の2019年に何とか軌道に乗り、2020年は飛躍の年だと思っていた矢先、

コロナ禍に日本は突入して、すべては番狂わせとなりました。

しかし、昨年から国と県の補助金を活用して、新たなサイトを立ち上げ、

新しい企画を立ち上げました。

72歳にもなって、正直なところ、何もしないで過ごすことも選択なのですが、

このような新企画と取り組んだのは、コロナ禍で新しい業務形態として、

関東では10年前から若い女性に人気となって、

流行し始めた断食ビジネスを展開する企業が

関西で続出するであろうという予感があったからです。

それは的中し、最初に書いたような状態となっています。

そういえば今からちょうど10年前のことでした。

豊田市で断食祈祷院と併設して、一般向け断食施設(愛知断食センター)を

経営していた時ですが、渥美半島にリゾートホテルが全館を断食施設にして、

名前も「愛知断食道場」と類似した名前でスタートしました。

客室は個室で100室、乗馬、アスレチック、温泉、岩盤浴などを備え、

太平洋が一望できる素晴らし施設でした。

これが本格稼働すれば愛知断食センターは、

あっという間に閉鎖に追い込まれることは間違いありませんでした。

なぜならば愛知断食センターは、20年も経過したプレハブで

山に囲まれているので湿気は多く、カメ虫も山ほど出るし、お風呂もなく、

交通の便も悪い施設である以上、誰も来ないことは明らかだったからです。

しかし、その後、理由は分かりませんが、2017年頃、突然、閉鎖になりました。

以後、これまで中部圏、特に東海三県には規模の大きい断食施設は

誕生していませんでしたが、ようやく昨年、三重県にできました。

どうやら東海地方も本格的な参入は今年からでしょう。

昨年、高島市に移住して5年目になりますが、

5年前に高島市の人口が52000人でしたが昨年の市広報をみると

46976人なので5年間で約4000人以上、人口が減っています。

ところが昨年は、大阪、京都から移住してきた方たちが、

和食、イタリア、フランス料理など本格的なお店が10店舗以上、

市内でオープンしています。

市民の大半は外食しない地域なので、オープンしたお店の戦略がこれから試されます。

これは私たち「古民家ファスティング藤樹の宿」も同じなのです。

私たちは高島市ではなく、関西圏の断食施設との厳しい勝負となる年になります。