年始特別寄稿 02 GAFAMに抜かれた東京市場3700社の原因は断食にあり
昨年12月18日にyahooニュースで
AERAの記事が記載されていました。
一昨年も三菱電機の30代の男性会社員が、「自殺教唆の容疑」で書類送検されて、
この数年で不正が相次ぎ発覚しているのです。
しかも「自浄作用はなかった」と言われています。
日本を代表すべき大手電機会社では、パワハラや長時間労働などで
「生きる命」を奪われる社員が後を立たないというのです。
そして昨年の2月に発表されました次のような記事を覚えておられますか。
「米巨大IT5社の2020年10~12月期決算が2日出そろい、
グーグルの持ち株会社アルファベット、アップル、フェイスブック、アマゾン・コム、
マイクロソフトの全社が四半期として過去最高益を更新した。
新型コロナウイルスの中でデジタル化が加速し、最大級の勝ち組となった。
NY株続伸、475ドル高 IT企業の好決算に期待感も純利益の合計は前年同期と比べ4
1%増の778億8600万ドル(約8兆2千億円)。
米調査会社ファクトセットによると、
2日時点で5社の株式時価総額は計7兆8千億ドル(約820兆円)。
1月末時点に東京市場に上場する約3700社の合計約695兆円を大幅に上回った。」
(NY共同発)
東証一部上場3700社の株式評価額がたったアメリカのGAFAMの5社に
ボロ負けというこのニュースは一大ショックでした。
この要因は何か、日本の経済誌などマスコミでは
全く触れていない理由を考えてみましょう。
まず、このGAFAMの5社の創業者にユダヤ人が多いことです。
そのユダヤ人はノーベル賞の3割を占め、無から有を生み出す創造力、
そして先を見通す先見力と一気にプラットフォームビジネスを立ち上げる
集中力のパワーの源泉はどこから来るのでしょうか。
それは、ひとえに断食をベースにしたユダヤ教の教えがあるからです。
日本は30年前のバブル崩壊から何をしてきたかです。
Nothingの一言に尽きます。
私は藤樹の宿で開催していますファスティング講座で毎回、語っているのですが、
断食は、無から有を生み出し、集中力を生み出し、
そして先を読む先見力を発揮していきます。
しかし、日本の経営者は飽食に溺れ、新しいチャレンジもなく、
稟議制度はまだ生きており、決断は先送りされ、無責任体制は維持されていますし、
先に述べたような三菱電機にみられる深刻なパワハラ、セクハラ問題や
社員にうつ病が蔓延して、活気が喪失しています。
これではいつまで経ってもGAFAと勝負はできないどころか引き離されていきます。
本気で日本が真剣に断食しない限り、永遠にユダヤ人企業には勝てません。
スタートアップで最強の国家になってきます。
人口比でいうとイスラエルは世界でも抜きん出たトップを走り、
アメリカの数十倍の起業率を誇ります。
その分野は幅広く、たとえばイスラエルの農業は全て工場生産で
世界最先端の技術を用いた数多いユニークな野菜を工場で生産しています。
さらに自動車技術のR&D(研究開発)が進んでいるのです。
イスラエルは自動車生産は全くしていないのですが、技術だけは超一流で、
世界自動車大手の多くがイスラエルにR&Dの拠点を置いています。
数百人から数千人の従業員を置いて、活動しているのです。
自動車だけではなく、IT分野でも最強を誇ります。
聖書で有名な地名にナザレ(イエスが育った地)がありますが、
今やグーグル、IBM、マイクロソフトなどの近代的な建物が並びます。
イスラエルを見ると、頭脳に投資をするユダヤ人の底力は、断食パワーなのです。