ホーリースピリチュアル・ファスティング 13 神との契約に発展していく
日本ではまだ「そんなの、男なら誰でも思っていることだ」と言うかもしれませんが、
社会が変われば、人は考えることが根本から変わります。
超後進国の日本の「常識」世界の非常識なのです。
これは世界標準から大きく逸脱している日本の神と同様、
性差別も世界から大きく逸脱していますが、
それは日本が聖書を読んでいないからなのです。
それはそのままファスティングへの差別、意識の低さとも深く関わることなのです。
これまで述べてきましたようにユダヤ教はすでに4000年前にエジプトを出た時から、
ファスティングが開始され、それが律法という神との契約に発展していきます。
ユダヤ人は原則として週に2回(月曜、木曜)は断食日でした。
永遠に守るべきものとしての神との契約だったからです。
士 20:26 イスラエルの人々は皆、そのすべての軍団と共にベテルに上って行き、
主の御前に座り込んで泣いた。その日、彼らは夕方まで断食し、
焼き尽くす献げ物と和解の献げ物を主の御前にささげた。
律法の解説書、タルムードには、「祈っても願いが聞き入れられない者は
ただちに断食しなければならない」とあります。
それはユダヤ人イエス・キリストの40日間ファスティングから始まります。
イエスがガリラヤで伝道に入る前に40日40夜の断食をされたのは、
このような砂漠だったということを忘れてはならないのです。
新約聖書には次のように書かれています。
マタイによる福音書
4:1 さて、イエスは悪魔から誘惑を受けるため、“霊”に導かれて荒れ野に行かれた。
4:2 そして四十日間、昼も夜も断食した後、空腹を覚えられた。
イエスはこのように福音書に描かれたように束縛の縄目を解き放ち、
新しい掟をもたらすために活動されたのですが、
当時のユダヤ教は、ファスティングも含めた律法があまりにも煩雑詳細を極め、
そうした律法を無効にし、新たな風を吹き込んだのです。
ユダヤ人は原則として週に2回(月曜、木曜)はファスティング日を制定しました。
律法の書に永遠に守るべきものとしての神との契約だったからです。
ファスティングはユダヤ教、キリスト教、イスラム教だけではありません。
仏教でも若き日のブッダは、悟りを開くために、
過酷なファスティングを何度も行っています。
また仏教を産み出したインドにはヒンズー教があります。
この宗教も断食は宗教修業の必須なのです。
ファスティングは人間が宗教的に進歩するのには必須条件とされているのです。
ファスティングをともなわない信仰などあり得ないといいます。