40日ファスティング経験者の本音!

ファスティング(断食)の素晴らしさやファスティングの正しい方法、効果などを紹介しています。

ヒルデガルトファスティング 12 現代に生きるヒルデガルト 08 預言者ヒルデガルトに届いた天の声

先回、書きましたように旧約聖書預言者は、

ウィキで紹介されたように神の言葉を伝える者であり、

それに専念しましたようにヒルデガルトも同じく、専念していきます。

そして説教風、演説風に変えたり、味付けしたりすること、

また論理的に弁証法的にもとづいて並べ立てることもしません。

ヒルデガルトはこのことをこう書いています。

 

私は再度、天の声がこう語るのを聞きました。

「これからの驚嘆すべき事柄を教えられ、言われたとおりに語り、書き記しなさい。」

これが起こったのは、1141年、神の御子イエス・キリスト受肉(注・01)から

1141年目、私が42歳7ヶ月の時でした。

開かれた天からの極度に輝く火の光が、私の脳、体、胸の隅々まで射し込みました。

その炎は焼き尽くすようなものではなく、

太陽の光線を受けたものが温まるようなものでした。

私は若い時から、つまり5歳ぐらいの時から、

現在と同じように不思議にも自分の内に、

神秘と秘密と驚嘆すべき幻視の力を感じ取っていました。

しかし、そのことは極わずかの人々、

わたしのような身分で生活している修道者を除いて、誰にも話しませんでした。

たいていの場合は、神が恵みによって明らかにしてくださる時まで、

いつも沈黙を守って静かにしていました。

 

神の御子イエス・キリスト受肉(注・01)

神の御子は聖霊によって処女マリアの胎内で人間性を受け、人間となられました。

このことは、神の御子の「受肉の神秘」と言われます。

イエス・キリストには神性と人間性の二つの本性がありますが、

ペルソナはただ一つ、すなわち神の御子のペルソナだけです。

イエス・キリストが真の神、真の人である事実は常にキリスト教の核心であり、

神学の中心である。神と人との位格的結合と表現されたりする。

1)聖書からのことば

 *ルカ1・26~38 聖霊の働き

 *ヨハネ1・1「初めにみ言葉があった。み言葉は神とともにあった。み言葉は神であった。」

 *ヨハネ1・14「み言葉は人間となり、われわれの間に住むようになった。」

 *ヨハネ1・18「神を見た者は、いまだかつてひとりもいない。父のふところにいる独り子である神、この方が、神を啓示されたのである。」

 *コロ1・15~16

 *フィリ2・6~11

<同質>

 *ヨハネ10・30「私と父とは一つ」

 *フィリ2・6~11

<仲介者>

 *一テモ2・5

 *ヘブ8・6、9・15、12・24、テト2・14

2)異端

 キリストは誰か?から出発し、アレキサンドリア(エジプト)では

キリストの神性が中心になり、アンティオキアではキリストの人性が中心になって、

異端が生じるようになった。

 

カトリック入門第10回目の受肉から引用)