酵素栄養学ライフスタイル 42 酵素栄養学の食事バランスとは 15 生食・加熱食・菜食のバランス
多く摂るようにすることが理想の食事だと
酵素栄養学の提唱者であるハウエル博士の研究ですが、
一方だけに偏るのも危険です。
つまり「・・・・だけ」は危険なのです。
A・生食だけ
B・加熱食だけ
C・菜食だけ
私も酵素栄養学に出会ってから、25年になりますが、
それが一番気になってきました。
たとえば
Aは、甲田療法で、弟子を標榜する森美千代さんが代表です。
Bはマクロビオテック、いわゆるマクロビ信仰です。
桜田如一さんの唱えたマクロビは両刃の剣なのです。
日本で酵素栄養学を広げようと活躍する鶴見隆史医師は、
１・上記のように「・・・だけだ」とストレスになるといいます。
明確な目的である病気治療や減量などの目標が明確で、
しかも指導者がいればいいのですが、
生食だけを生涯、続けるという森さんの生き方は誰も真似ができないことなのです。
２・動物食も少しは摂取しないと栄養が摂れません。それは動物性の肉には
・アミノ酸
・ビタミン郡
が豊富だからです。
ビタミンB12は野菜にまったく含まれていないので
ビーガン信者にはある種の病気が起こるとも言われています。
それはホモシスティンという物質が血中に増え、
動脈硬化、心臓病になりやすいともいいます。
３・最近の野菜、果物はビタミンC、鉄分、カルシウムの栄養素がかなり、
土壌の劣化で減ってきていますので酵素の量がかなり落ちてきています。
つまり従来の野菜などの栄養素がかなり低いといえます。
つまり免疫力の低下となっています。
４・野菜の中でも煮た方が栄養価がアップするものがあります。
ダイコン、シイタケは生より、干したものが栄養価が高く、
繊維やミネラルが豊富です。干しシイタケ、
切り干しダイコンを煮るのは生よりはるかに栄養価が高いのです。
また野菜を煮ると噛んでも壊れない野菜の細胞が壊れ、
栄養成分を吸収できるということもあります。
ただ酵素は48～60度以上で死滅しますので酵素は摂れません。
ゆえに正しい酵素栄養学による、最適の目安は
果物、生野菜・・・50％
加熱処理料理・・・50％
（野菜、キノコ、豆、イモを中心として、肉、魚、卵は少量）
がベストだといえます。
