40日ファスティング経験者の本音!

ファスティング(断食)の素晴らしさやファスティングの正しい方法、効果などを紹介しています。

正しい食養生とは何か 44 穀物菜食 06 玄米効用 04 食物繊維 02 

血中コレステロール濃度の低下についてです。

糖と同じように、食物中に含まれるコレステロールの吸収を妨げる

作用がある食物繊維もあります。

また、コレステロールを体外へ便と一緒に排出してくれる働きもあり、

血中コレステロール濃度を下げる効果も知られています。

では、食物繊維の種類はどのようなものがあるかです。

食物繊維は、水に溶けやすいか・そうでないかで大きく2種類に分類されます。

ひとつは「不溶性食物繊維」、もうひとつが「水溶性食物繊維」です。

それぞれ異なる特徴と働きがあります。

なお、ひとつの食品のなかに不溶性食物繊維と

水溶性食物繊維のどちらも含まれているものがほとんどです。

 

1・不溶性食物繊維

不溶性食物繊維は保水性が高いことが大きな特徴です。

体内で水分を吸収して膨らんで便の体積を大きくし、

腸を刺激することで排便を促します。ライ麦やそばなどの

穀類・切り干し大根やとうもろこしなどの

野菜・きのこ類・豆類などに多く含まれています。

 

セルロース・・・大豆、ごぼう、小麦ふすま、穀類、豆類など

・ヘミセルロース・・・小麦ふすま、大豆、穀類、ごぼうなど

・リグニン・・小麦ふすま、穀類、完熟野菜類、豆類、ココアなど

・キチン・・・甲殻類の殻、きのこなど

 

2・水溶性食物繊維

水溶性食物繊維は、腸内で水分を吸収し、

粘性を示すことにより栄養素の吸収を緩やかにし、

血糖値の急激な上昇を抑えてくれる効果があります。

また、水溶性食物繊維の多い食品をとると糖質の消化・吸収を緩やかにしてくれます。

しかし、血液中のコレステロール濃度の低下が起こります。

人間の身体に存在する脂質のひとつで、

細胞膜・ホルモン・胆汁酸を作る材料となっているコレステロール

血液中に多すぎたり少なすぎたりすると、

動脈硬化などの原因となってしまいます。

食物繊維には、そんなコレステロールの吸収を抑制してくれたり、

胆汁酸の吸着・排泄を促してくれたりする作用もあります。

また、食物繊維の摂取量が多い人は心疾患の発症リスクも低いという

データも報告されています。

 

ペクチン・・・熟した果物、芋類、(キャベツ・大根などの)野菜類

・アルギン酸・・・こんぶやわかめなどの海藻類等

・ガム質・・・大豆や大麦・ライ麦等の麦類

グルコマンナン・・・こんにゃく等(市販のこんにゃくは不溶性です)