40日ファスティング経験者の本音!

ファスティング(断食)の素晴らしさやファスティングの正しい方法、効果などを紹介しています。

正しい食養生とは何か 41 穀物菜食 03 玄米効用 01

穀物は世界中の大半の地域において食糧の中心部分を占めています。

特に生産量の多い小麦・イネ(米)・トウモロコシは世界三大穀物と呼ばれています。

いずれもエネルギーが高い食物ですが、

それは太陽の恵みを極めて多く受けているからにほかなりません。

つまり穀物は太陽エネルギーを活用されたものですが、

この3つの中で最も多くの太陽エネルギーを持っているのは、

真夏に降り注がれる中で栽培されるコメです。

中でも玄米は最高の太陽エネルギー貯蔵庫なのです。

小麦は基本的に冬に咲くものですから玄米の力は最高のパワーを持つ食物なのです。

それは玄米の成分表を見れば一目瞭然です。

玄米の胚芽や糠(ぬか)には、たいへんすぐれた栄養素が多く、

白米と比べて特にビタミンB群

(B1、B2,B6,ニコチン酸、パテントン酸、イノシトール、コリン、葉酸等)

が含まれています。

ビタミンB群は、エネルギーをつくり出す代謝を助ける働きがあるため、

人間の身体には必要不可欠な栄養素です。

どんなに炭水化物を摂取してもこのビタミン類が不足するとエネルギー化が進まず、

その結果、疲れやすくなったり病気になったりします。

砂糖、お菓子、パン、麺類などで炭水化物をとっても、

ビタミンB群を補給しないと栄養になりません。

つまり玄米はおかずつきごはんということが言えるのです。

また、玄米の糠層には食物繊維も豊富に含まれています。

食物繊維は、腸内環境を改善し、腸からの脂肪の吸収を抑制する働きがあるので、

身体の内側から整えてくれることができます。

玄米は食物繊維が豊富なため、無意識によく噛むようになります。

噛む回数が増加することで唾液の分泌が促進されたり、

満腹中枢が刺激されるため、自然と食事量が抑えられ、食べ過ぎ防止に繋がります。

また、玄米のすぐれた栄養素を吸収するためにも、よく噛むことは大切です。

100gの玄米には、ビタミンB1が0.41mg、

マグネシウムが110mg、食物繊維が3.0g含まれています。

これらを同量の白米と比べた場合、ビタミンB1マグネシウム

約5倍、食物繊維は約6倍です。

玄米に豊富に含まれているビタミンB群には、「代謝」を助け、

体調を整える働きがあります。

お菓子やパン、麺類などで炭水化物を摂取したとしても、

ビタミンB群を補給しなければ、エネルギー化は進みません。

不足した状態が続くと、疲れやすくなるだけでなく、

便秘や消化不良、神経過敏や肌荒れなどの症状が出やすくなります。

また、ビタミンB群は代謝以外の面でも重要な役割を担っています。

玄米に含まれているのは、神経の機能を正常に保つビタミンB1

赤血球の形成や抗体の生産などに必要となるビタミンB2

神経伝達物質の合成を助けるビタミンB6など。

これらはすべて水溶性で、体にためておくことができないため、

毎日摂取する必要があるのです。

また、ホルモンの分泌を促してくれる「ビタミンE」も忘れてはいけません。

ビタミンEには自律失調症や生活習慣病の予防、

血行促進などの体調を整える働きがあります。