正しい食養生とは何か 13 マクロビの根本問題 穀物の粉食禁止は可笑しい 03 リブレフラワーの登場 開発者、豊藏康博の言葉 03
今世界は神も信じられない、物質にも限界が見えてきた。
だから物質社会から非物質社会までを包括した世界を統括する思想が必要なんです。
世界に統合し、かつ融合して緊張連鎖の関係。
それがホロニズムの世界です。
すでにヨーロッパはユーロになり、日本では財閥同士の融合が起こっている。
今人類は一緒になろうとしています。
そして日本こそ世界のリーダーシップを取らなくてはいけない。
日本は溜まり醸造、発酵の文化ですよ。
なぜなら300~400年の稲作を通して様々な国から渡来した民族が、
熟成し発酵して一体化して単一民族といわれるようになった。
つまり融合するのは得意中の得意なんです。
子どもたちのために未来を明るくするためにも、我々はホロニクスフード、
つまり命ある食べ物を通して食医学の時代を作っていかなくてはいけません。
そして教育現場は100年後を考えて、正しい食育から始まって、
日本人としてのアイデンティティーを失わないよう、
夢と明るい未来を与えられる教育を実践して欲しいと思います。
A:記者のまとめ
独自の熱焙煎と石臼方式で微粒粉末にリブレフラワーは給食のパンにも登場
インタビューの話にも登場したリブレフラワーは、
玄米を独自の熱焙煎と石臼方式(ホロニックス・テクノロジー)によって
微粒粉末にした画期的な製品である。
この成功で栄養素をほとんど損なうことなく、また酸化もしにくい玄米製品を誕生させた。
玄米は栄養価も高く昔から、その良さは分かっていたのだが、
食べにくいなどの理由で敬遠されていた。
しかし粉食化するという豊藏氏の素晴らしい着眼点で、
多様な調理法、摂取法を可能にしたのである。
リブレフラワーは簡単に、おいしく食べられる健康食である。
お湯にといて、おかゆとして食べても、またお団子を作って、
みそ汁やスープに入れてもいい。
すでにリブレフラワーを使ったパンが、ホテルや専門店で販売されているほか、
日本からの救助物資として、世界各国にも贈られているという。
なお現在長野県、長崎県、埼玉県ではパンを給食に採用しているほか、
岐阜県では、給食のフライ粉に使用されている。
鶴見隆史医師の解説
30年間研究して成功された「リブレフラワー」
その方法は
1・玄米を蒸しながら同時に遠赤焙煎する方法をとった
2・その釜が特殊な形状であること
3・石臼原理を用いた高速回転の特殊粉砕機である
このことで酸化しないようになった。