40日ファスティング経験者の本音!

ファスティング(断食)の素晴らしさやファスティングの正しい方法、効果などを紹介しています。

正しい食養生とは何か  04 近代西洋医学の限界が見えた 

人間は自動車でもなく、

どこか壊れたからすぐパーツを取り換える無機質ではありません。

NHK特集「人体」をみたら分かりますが、人間のすべての臓器は、

不思議な電波の交信があり、自動車のような

バラバラな部品を組み合わせた部品ではない、生きものという生物体なのです。

食物とか水が吸収されたらば、

体の中で代謝され、組織(肉)になるための変化(生体反応)がおこりますので、

そのような有機的な存在です。

つまり超アナログであり、マシンでもなく、有機体なのです。

ゆえにある現象(病気など)を処理しようとしますと、

その一つ手前でいくつかの段階が存在し、そこを処理して

もまたその前の段階もあります。

そしてまたその処理をしてもその前もまたそのその前もあり、

いくら対処してもきりがなく、改善どころか悪化していくこともあるのです。

例えば狭心症(注・01)での医療をみても

その冠動脈が閉塞を開くことばかりに対処してしまい、

なぜ狭くなったのか考えないといけないのです。

狭くなる理由は血液の汚れでその汚れの原因は、

食生活の乱れ、タバコ、ストレスなどの要因があるのです。

冠動脈を拡張する医療と同時に血液をサラサラにする治療も必要です。

このように近代西洋医学では、慢性病が完治しないのは、

奥深い原因を追究しないで対処してしまうところに原因があります。

ケガとか事故などのようなデジタル的な疾患は切った貼ったで治せますが、

アナログ的疾患(慢性病)は歯が立たなくなる訳です。

そのように近代西洋医学がなぜ全世界で主流になってしまったのか、

それは世界大戦が相次ぎ、戦争で傷ついた体の治癒は、外科的な処理になり、

そのためにペニシリンなどの抗生剤、菌への対応が中心となり、

医学の花形となって主流を占めていきます。

しかし、最近、欧米ではこの限界が見えてきましたので代替医療が出て、

様々な対応策が出てきました。病気になぜなるのか。

その源は食物なのです。

その食物が上手く消化され、吸収されていくのは

意識、心理的な要素が多大な比重を占めます。

体に良いものを吸収してもストレス過剰なら消化はできなくなります。

笑いや心からの愛情がいっぱいだと消化吸収も代謝も非常に円滑になります。

ゆえに「食物」、「水」、「意識」は人間の健康に直結するのです。

病気になる原因は、この要素が大きな要因で中でも食物です。

その問題を真正面から国家的な規模で調べて発表したのが、アメリカです。

それが1977年に発表された「アメリカ上院栄養問題特別委員会報告書

(通称、マクガバンレポート)」です。

委員長がマクガバン上院議員であったからで、

1975年、10年間で4倍の医療費となり、

このままでは医療費破産を招くと危機感をもった大統領命令で、

2年間、「健康と食事」の調査がなされました。

そして世界中の資料、文献の収集、それぞれ第一級の学者なども参加して、

徹底的に調べ上げ、討議されて、1977年1月14日に報告されました。

その分量は5000頁に及び、予想を遥かにうわまわる衝撃的な内容でした。

アメリカなど先進諸国があえいでいいる文明病の原因を明らかにしたからなのです。

そして問題の鍵は、食べ物だと喝破しました。

食源病と今村さんは翻訳されましたが、まさにその通りでした。

 

 

(注・01)狭心症

虚血性心疾患の1つである。心筋へと酸素を供給している冠状動脈に

何らかの異常が発生した結果、一過性に心筋の虚血が起こり、

胸痛や胸部圧迫感などが現れる。なお、完全に冠動脈が閉塞、

または著しい狭窄が起こり、心筋が壊死してしまった場合には

心筋梗塞と呼ぶ。