40日ファスティング経験者の本音!

ファスティング(断食)の素晴らしさやファスティングの正しい方法、効果などを紹介しています。

正しい食養生とは何か  03 人間は自動車修理のようにはいかない  

日本では糖尿病患者の増加はどのような状況でしょうか。

厚労省のサイトでは「糖尿病」という項目がありますが、

そこでは次のように書かれています。

 

・・・わが国の糖尿病患者数は、生活習慣と社会環境の変化に伴って

急速に増加している。糖尿病はひとたび発症すると治癒することはなく、

放置すると網膜症・腎症・神経障害などの合併症を引き起こし、末期には失明したり、

透析治療が必要となることがある。

さらに、糖尿病は脳卒中、虚血性心疾患などの

心血管疾患の発症・進展を促進することも知られている。

これらの合併症は患者のQOLを著しく低下させるのみでなく、

医療経済的にも大きな負担を社会に強いており、

今後も社会の高齢化にしたがって増大するものと考えられる。

わが国の糖尿病患者は平成9年度に行われた厚生省「糖尿病実態調査」によれば、

糖尿病が強く疑われる人は690万人、可能性を否定できない人を含めると1,370万人

と推計されている。

1980年~90年代の疫学研究によれば2型糖尿病の新たな発症は

40才~65才の一般住民1,000人・年あたり6-8人と報告されている。

軽症の耐糖能異常であっても累積死亡率は健常者に比較して2倍以上である。

統一した基準で行われた

厚生省長期慢性疾患総合研究事業糖尿病疫学研究班の報告書に基づき、

長期にわたる糖尿病有病率の推移を推計した。

この試算によると、現在の増加傾向がそのまま続くと仮定した場合、

10年後の糖尿病有病者は男性約520万人、女性560万人、

合計1,080万人となることが予想される。・・・

 

この厚労省サイトでは、肥満のリスクが糖尿病を生じる要因とあります。

つまり食べ過ぎ、美食の生み出す病気だと国が認めているのです。

これは明らかに治る病気です。

つまり食養生の実践にほかなりません。

私の住む地域でも糖尿病を患っている方がおられます。

その方から相談があればいつでも食養実践を指導しますが、

特に高島市民は、私の運営する藤樹の宿の超少食を知ろうとしませんので、

現在のところまったく相談はありません。

噂ではこの方は日赤に通院しておられるようですが、

果たして現代の医学でこの方を癒すことはできるのでしょうか。

科学が著しく進歩しても病を患う方は増加の一途です。

甲田光雄医師は1億総病人となったと言われますが、

これは近代医学の限界ともいえます。

この20年で欧米では近代西洋医学の限界を知って、

代替医療が大きなウエイトを占めていますが、

日本では漢方すら葬ろうとする医師会の動きですから、

欧米の先進医療が単なる科学、医学の技術の向上を採用するような動きはありません。

近代西洋医学の限界はどのような病気で如実なのか、

それは慢性病といわれる生活習慣病です。

近代西洋医学とは一体何だったか、鶴見医師は下記のように指摘しています。

 

1・出て来た現象を正確にとらえることに長けている

2・その現象をつぶすことに全力を注いできた。CT、MRIなどの最新機器を駆使して

3・今、どこで何が起こっているのかを正確に把握する

4・そして対処する

 

これは自動車修理と同じ考え方です。

窓ガラスが壊れたら取り換える、バンバーが傷つけば、外して板金して、

塗装するというパーツ交換や修理と同じ発想ですが、人間は自動車ではありません。