40日ファスティング経験者の本音!

ファスティング(断食)の素晴らしさやファスティングの正しい方法、効果などを紹介しています。

修道院の断食は私を大きく変えた  

昨日、修道院について少し書きましたが、

修道院はまさに「緑の薬箱」の宝庫であると同時に

断食をして神を体験する場所なのです。

修道院が様々な科学、先進技術の発展に大きく貢献していますが、

特に14世紀・15世紀において戦乱によって農業技術の革新が遅れていた

ロシアに西欧の輪作技術を導入したのは、ロシア正教会の荒野修道院群でした。

また、カトリック教会・聖アウグスチノ修道会の修道士かつ司祭であり、

のちには修道院長も務めたグレゴール・ヨハン・メンデル (注・01) は、

遺伝に関する法則(メンデルの法則)を発見しています。

特に医療では著しい働きをしています。

何といっても医療、病院もそのルーツはすべて修道院なのです。

旅人を宿泊させる巡礼者を歓待する修道院、巡礼教会をいうホスピス(hospice)が、

がんで余命いくばくもない人が最後の時間を心やすく過ごすための施設、

ホスピスに転嫁したことは有名です。

また、修道院の基本姿勢は、歓待する(hospitality)が、

病院(hospital)となっています。

修道院では、「すべて労働は祈りにつながる」が基本姿勢なので中世から、

自給自足の生活を行っていますので、

農業から印刷、医療、大工仕事まですべて

修道院の一員が手分けして行っていましたので、

その技術革新は群を抜いていました。

新しい農業、科学など技術や医療、薬品も生まれています。

ヨーロッパに古くからある常備薬の中には、修道僧や修道女の絵柄があるのは、

そのような経緯があるからです。

ヨーロッパのワイン(ミサ・聖体礼儀に欠かせない)、リキュール(薬草酒等)、

ビール(医療と断食に使用された)は、

今日でも修道院醸造されているものも多いのです。

そして何よりも修道院は断食して祈る修道士たちの生活の場なのです。

私はこのブログで「修道院の断食」について

昨年の1月5日から3月8日まで連載しました。

私はこの本と出合ったことで断食の価値観が全く変わりました。

それまで元妻のペンテコステ流断食に縛られていたからです。

 

(注・01)修道士メンデル

グレゴール・ヨハン・メンデル

(独: Gregor Johann Mendel、1822年7月20日- 1884年1月6日)は、

オーストリア帝国・ブリュン(現在のチェコ・ブルノ)の司祭。

植物学の研究を行い、メンデルの法則と呼ばれる遺伝に関する法則を発見したことで有名。

遺伝学の祖。当時、遺伝現象は知られていたが、

遺伝形質は交雑とともに液体のように混じりあっていく

(混合遺伝)と考えられていた。

メンデルの業績はこれを否定し、遺伝形質は遺伝粒子(後の遺伝子)によって

受け継がれるという粒子遺伝を提唱したことである。

1868年には人々に推されブルノ修道院長に就任し多忙な職務をこなしたが、

毎日の仕事に忙殺され1870年頃には交配の研究をやめていた。

気象の分野の観測や、井戸の水位や太陽の黒点の観測を続け、

気象との関係も研究した。

没した時点では気象学者としての評価が高かった。

研究成果の承認メンデルは、研究成果が認められないまま、1884年に死去した。

メンデルが発見した法則は、1900年に3人の学者、

ユーゴー・ド・フリース、カール・エーリヒ・コレンス、エーリヒ・フォン・チェルマク

らによりそれぞれ独自に(つまり共同研究ではない)再発見されるまで埋もれていた。

彼らがそれぞれ独自に発見した法則は、「遺伝の法則」としてすでにメンデルが

半世紀前に研究し発表していたことが明らかになり、

彼の研究成果は死後に承認される形となった。

ライフ誌が1999年に選定したこの1000年でもっとも重要な100人」に入っている。

(ウィキ)