40日ファスティング経験者の本音!

ファスティング(断食)の素晴らしさやファスティングの正しい方法、効果などを紹介しています。

玄米菜食 76 玄米菜食リバイバルを起こそう 34 敗戦でアメリカに胃袋を完璧に支配された 11 日米レモン戦争の敗北

スーパーの果物コーナに艶々の黄色いレモン、バナナ、

そしてオレンジ、グレープフルーツが並んでいます。

よく見れば大半がアメリカ企業の名前が明記されています。

しかし、この艶々の色こそ防カビ剤の塊です。

防カビ剤とは、

・イマザリル

・TBZ(チアンベンタゾール)

・OPP(オルトフェニルノール)

などで、これらは農薬であり、劇薬にも関わらず、

日本政府はアメリカの圧力でこれらを「食品添加物」として認可したものです。

遠くアメリカやカリブ、またアフリカなどから運ばれて来る果物が、

スーパーの店頭であれほど綺麗で鮮やかなのは、すべて農薬処理されています。

まず栽培期間中も相当な農薬を散布していますが、収穫後も農薬を散布します。

腐らず長い船旅、そして店頭に出回るまでの貯蔵に耐えるためです。

これをポストハーベストというのですが、

このような危険極まりないポストハーベストの農薬まみれのアメリカ産果物を

なぜ日本は輸入しているかです。

それは1970年代の日米レモン戦争です。

1970年代にアメリカから輸入される柑橘類にポストハーベスト農薬として

OPPやTBZなどの防かび剤が使われていました。

1974年当時、厚生労働省はOPPやTBZは日本では使用が許可されておらず、

それを使用した柑橘を輸入しないように警告を出し、もし検出されたら、

廃棄処分にまでしました。

これがきっかけで、日米レモン戦争が勃発したのです。

しかし、アメリカからの強い圧力に押される形で、

1977年、OPPを農薬ではなく、食品添加物として認可して終結

今でも食品添加物扱いです。

この強引な圧力を後押ししたのは、

当時の厚生大臣渡辺美智雄、農林大臣、安倍晋太郎です。

バッハ農務長官からOPPを認めないと日本は餓死するぞと脅されます。

その背後には、小麦、大豆、牛などの飼料穀物(主にトウモロコシ)など

日本の食料の大半を握っているアメリカの脅しです。

日本の消費者運動の人たちはOPP使用許可の果物に対して抗議をしたものの

強引に認めさせたのです。

超危険だと分かっていても日本政府が強引なアメリカの圧力に屈したのは、

当時の日本の経済事情がありました。

それは自動車、電化製品をアメリカに大量に輸出しており、

日本側の一方的な黒字の貿易不均衡が生じていたからです。

これを解消するために柑橘類を認めたのです。

もしOPP使用を認めなかったら、アメリカは制裁措置として、

自動車、電化製品輸入を制限するという脅しです。

そして1977年、福田首相は手土産としてOPP許可を持参します。

かくしてOPPという毒性の強い農薬は、

防カビ剤として食品添加物に指定されてしまいます。

このOPPやTBZを製造するアメリカの化学会社の圧力もあり、

バナナにも使用されています。

日本では全国各地でアメリカの果物は食べない、

買わない運動が巻き起こったのですが、そうした国民の声も抹殺されていきます。

そしてアメリカから大量の柑橘類が入ってきました。

しかも価格が日本の1/3の価格です。

まずサンキストのレモンが入ってきました。