40日ファスティング経験者の本音!

ファスティング(断食)の素晴らしさやファスティングの正しい方法、効果などを紹介しています。

続・断食救人類の書 07 肥満と飢餓 07 同時進行する「肥満」と「飢餓」 01 フードシステムの巨大な作術

大量の食糧が生産されるようになり、日本では全国に食料はいきわたっていますが、

世界では10人に1人が、飢えに苦しみ、

10人に1人が太り過ぎのメタボという現象が同時に発生しています。

その同時進行する「肥満」と「飢餓」は、一つの問題から派生しているのです。

ゆえに飢餓を世界からなくすことは、肥満のゆえに

糖尿病、心臓病を予防することに直結するのです。

同時に様々な環境と社会の問題を解決することになります。

ではこの両極端の「肥満」と「飢餓」がどこでつながっているのでしょうか。

それは「食料供給産業(フードシステム)」なのです。

このシステムはどのように私たちの社会に働いているのかは、

マクドナルドを見たら分かります。

マクドナルドのお店に行けば、注文する品数は限られていますように

フードシステムの巨大な作術にはめられています。

私たちが健康的な食べ物を買おうとしても完璧なフードシステム国家を形成して、

スーパーでも売られている種類が限られているのだと

ラジ・パテル氏は指摘しています。

 

その共通点は

1・見栄えが良いこと

2・多くの人がおいしいと感じる味であること

3・長距離輸送に耐えられ、スーパーに並んでも見栄えのよいようにワックスの乗りがいいこと

4・大量生産に向いており、農薬の効きがよいこと

 

この条件にあったものが選ばれて、スーパー、コンビニなどに並ぶのですから、

フードシステムの巨大な企業の思うがままであり、

消費者の選択はないということです。

しかも少数の食品産業が決定権を持っています。

それ故にこのことを知った国民が、

食生活を変ようという市民運動が世界各地で巻き起こっています。

環境の持続可能な社会的にみて公平な食料生産、そして食べ方が必要です。

これが大きく変われば飢餓もなくなり、

肥満もなくなって生活習慣病は減少していきます。

食べ方の理解を深めること、また食べ物の食習慣から自由になり、

食べることの喜びを再発見していくならば大きな成果が出ると

ラジ・パテル氏は指摘しています。

ラジ・パテル氏が言わんとするのは、食べ方の変革です。

私たちが超少食ファスティングを提唱しているのと見事に一致しています。

ゆえに3年半前に琵琶湖の畔で古民家を改装し、

超少食ファスティングを始めたことは細やかなファスティングによる先見の勝利です。

とにかく日本が早く目覚めなければなりません。

そして甲田光雄医師が指摘していますように少食ファスティングこそ

世界の飢餓を大きく減少させるものとなります。

日本の場合、食習慣を大幅に変革することは、非常に難しいことです。

しかし、変えなければ、国際的なフードシステムの完璧な奴隷となり下がり、

生活習慣病の呪縛から逃れることはできません。

日本の医療費が年間45兆円に迫り、

医療破産は急激な高齢化のためでやむを得ないという言い訳が通用しません。

早く国際的フードシステムの奴隷から脱出しなければならないのです。