40日ファスティング経験者の本音!

ファスティング(断食)の素晴らしさやファスティングの正しい方法、効果などを紹介しています。

続・断食救人類の書 08 肥満と飢餓 08 同時進行する「肥満」と「飢餓」 02 肥満になるようなフードシステム

すべての国で肥満と飢餓が同時進行しているとラジ・パテルはいいます。インドでは1947年の独立から同時進行していますが、1992年にインド政府は、国民の栄養状態が悪くなって外国の飲料水メーカーや食品他国席企業に開放したところ、10年間で糖尿病の罹患率が最も高い国になったというのです。この経験はインドだけではなく、世界中に起こっています。これまでは貧しいものは飢えている、金持ちは食べ過ぎるから太っているという思い込みがありました。しかし、原因はそのようなことではなかったのです。肥満はシステムが生み出しているのです。発展途上国メキシコでは貧しい家庭の子供に肥満が増加しています。その要因は米国との国境だとラジ・パテルはいいます。つまり砂糖が大量に使用され、脂肪分の多い安価な加工食品だったのです。メキシコの大統領はいいました。「かわいそうなメキシコ、なんと神から遠く、米国に近いことか」と。貧しい家庭すら肥満になるようなフードシステムは恐ろしいというのです。これは日本も同じです。太平洋戦争中は、極度の食糧難の日本でしたが、急速に経済成長していくと米国の作戦通りのフードシステムが作動し、一挙に肥満は増加し、生活習慣病が急増していきました。地球上であらゆる貧民街で栄養不足で育つ子供たちにも肥満は増加しています。摂取した質の低い食品を体脂肪として溜め込み肥満になるのです。貧しい人々は質の高い食品を手に入れられない。それは日本でも同じですし、米国でも同じ。スーパーで購入する食品の多くが白砂糖で食品加工会社は、栄養価が低くても利益率の高い食品を提供しています。ゆえに肥満は全世界的な問題です。また生鮮食品でも同じことが起こっています。それは中国スグリといわれる誰も振り向かなった果物をニュージランドの食品会社がキュイフルーツとして世界に売り出されたのです。そしてずっと昔からあったかのように宣伝されて、今や世界中で食べられるものとなっていますが、これだけではなく食品産業は何十万という新商品を提供しています。そして私たちの食卓に届くまでの食品の経路は複雑です。私たちは食べ物は、農家の方が種を畑にまき水をやって育ったものだというイメージは実におとぎ話なのです。農民は市場が求めるものしか栽培は許されず、農民が選択できないのです。特に貧困の地球の南側諸国の実態なのです。そこでは穀物商社と銀行が農民をコントロールしています。

・農薬の安全基準の安全は誰が決めているのか

・私たちの食卓にどのような素材を調達するかを決めているのは誰なのか

・食糧を生産している農家の、また農民の賃金は誰が決めているのか

・加工食品の加工技術は安全だと誰が決めているのか

食品添加物から利益を上げているのは誰か

・これらの添加物は体への害よりも恩恵があると決めたのは誰か

・世界中から食材を輸送し、加工するための安価なエネルギーの大量使用は誰がしているのか

・スーパーの品ぞろえの決定権者は

・売り場にパンの臭いを漂わせ、どのような曲を流せば購入が増加するかだれが決めているのか

・貧しいものが買えないような金額にだれが決めているのか

この問いかけが必要なのです。