40日ファスティング経験者の本音!

ファスティング(断食)の素晴らしさやファスティングの正しい方法、効果などを紹介しています。

健康リスクマネジメント 186  食べる投資 07 なぜ高血圧になるのか  

日本人の国民病といえる高血圧。生活習慣病の中でも最も患者数が多い病気で、その数は約4,300万人ともいわれています。30歳以上の日本人男性の60%、女性の45%ともいわれる高血圧なのですが、日本高血圧学会では、診察室血圧の降圧目標を40/90mmH未満、家庭血圧の降圧目標を135/85mmH 未満としています。私たちは年齢とともに高血圧になる理由ですが、何しろ日本では高齢者の2人に1人が高血圧と診断されています。高血圧は脳卒中や心臓病などの要因であり、高血圧の予防と治療は重要な課題となっているのです。血液の通り道である血管には弾力性があり、収縮と弛緩を繰り返すことで血管にかかる圧力(血圧)と血液の流れを調節しています。しかし、加齢に伴うさまざまなストレスが要因となって血管が厚く硬く変化すると、弾力性が失われ慢性的に血圧が高い状態(高血圧)になるのです。こうなりますと頭の働きも低下し、仕事のパフォーマンスは著しく低下します。高血圧になりやすい食事では

1・食塩を過剰に摂取すると、体内にナトリウムと水が貯まり、血液の量が増加します。その結果、心臓への負担が増加し、血圧が上がると考えられています。

2・食べ過ぎや、運動不足などから引き起こされる肥満も、高血圧の原因になっています。

3・お酒の飲み過ぎも血圧を上げる原因になります。

つまり食事と高血圧とは、非常に密接な関係にあり、血圧を正常にするためには、食塩を控え栄養バランスの良い食事を心掛け、肥満にならないよう適度の運動を行うこととどのような血圧治療のサイトに書かれています。ではどうして塩分が過剰になるのでしょうか。それは次のような外食に大きな要因があります。

1・焼肉

2・寿司

これを同時に食べ放題で提供する外食産業があります。若いときは大丈夫ですが、加齢とともにこのような外食を続けているならば間違いなく動物性脂肪と塩の過剰で動脈硬化となります。さらに高血圧に大きな影響を与えるのが、リンです。週刊現代(17/11)では、特集記事「危ない食品添加物『リン酸塩』が入っている食べ物はこれだ」が掲載されました。見出しには「それでも、まだ食べますか」「血管を詰まらせ、骨が脆くなり、腎臓にもダメージが!」とあります。食品添加物のリン酸塩は、ハムやソーセージの結着剤やプロセスチーズの乳化剤、pH調整剤、酸味料、製造用剤などに使われ、加工食品の食感や見た目、味を向上させるはたらきがあります。一口にリン酸塩といっても20種類以上あり、国によって安全性が確認されたものだけが食品添加物として使用できるとして、食品衛生法で定められています。週刊誌などで問題となるのは、リン酸塩からのリンの過剰摂取なのです。国立健康・栄養研究所の解説を見ると、加工食品の取りすぎはリンの過剰摂取につながり、カルシウムの吸収を阻害するなどの健康影響があるので注意が必要とされています。ゆえに決検査でリンの濃度検査もされることをお勧めします。