40日ファスティング経験者の本音!

ファスティング(断食)の素晴らしさやファスティングの正しい方法、効果などを紹介しています。

健康リスクマネジメント 43 病気の方程式 34 食品添加物 25 人工甘味料は危険 18 高フルクトース・コーンシロップの有害性に迫る 02 

1・ぶどう糖と2・果糖とでは、これを摂取した後、満腹感がまったく異なります。

 

1・ぶどう糖インスリンや血糖値が上昇。

食欲を抑えるグルカゴンペプチド1の分泌が増加し、

食欲を刺激するグレリンというホルモンの分泌を抑えてくれますので、

ぶどう糖を摂取すれば、満足感が出て、それ以上は食べません。

 

2・果糖=インスリンの分泌の刺激が弱く、血糖値も上げません。

さらにグルカゴンペプチド1の分泌も増えず、グレリンの産生が抑制できないので、

果糖をとってもとっても満腹感が得られず、空腹感も減らず、

まだまだ食べ物を欲しくなり、食べ過ぎていく可能性が高い。

 

このような食欲をコントロールするのは、

 

A・摂食中枢

B・満腹中枢

が存在する脳の視床下部と脳内報酬系が連携して、空腹感と満腹感を調整しています。

 

動物実験

1・ぶどう糖を注入すると食べものの摂取は減り

2・果糖を注入すると食べものを探し始める

と証明されています。

 

そしてさらに下記のことが調査研究で分かってきました。

 

1・ぶどう糖の摂取後は満腹感が増加(つまり空腹感が減る)

2・果糖では起こらない(つまり空腹感が減らず、満腹感が得にくい)

 

この対比で何が問題なのかです。

 

A・果物や野菜に含まれる自然の果糖

B・加工食品、清涼飲料水に含まれる果糖(2種類の異性化糖

 

では、Aの自然の果糖では、果物や野菜の食物繊維と同時に摂取しますので、

ゆつくり吸収されます。

しかも、ビタミンやミネラルなど栄養素もたくさん含まれています。

しかし、Bの方では一気に大量の果糖を摂取します。

するとどうなるのかです。

その例がアメリカの急増する肥満問題に出ています。

アメリカでは1950年~1960年代は肥満が少なく、

1970年代から感染症のように肥満割合が急増し、

それから50年間のあいだに平均カロリーが20%増加し、

肥満人口は214%の急増でその元凶が

高フルクトース・コーンシロップとして問題視されてきたのです。