ユダヤから学ぶ引き算健康法 09 新型ウイルスは食のルールなき無神論の国から
今回の新型コロナウイルスで明らかなのは無神論(無宗教)の国は、
食の宗教上の規定がないため暴走状態であるということです。
中国・武漢市市場で売られているものを見れば明らかです。
これでは欧州で中国人お断りの差別が巻き起こってもやむを得ないことです。
食のルールがない、中国、そして日本では肉食どころかジビエ料理も大ブームなのです。
しかし、ユダヤ人およびそれをベースにするキリスト教、イスラム教では、
考えられない無規範の食生活で開いた口が塞がらないのではないでしょうか。
ベースとなっているユダヤ教の宗教活動はすべて神との契約にもとづいていますから、
その定めた契約を守れば繁栄と祝福が約束されているのです。
ユダヤ教の場合、旧約聖書をヘブライ語聖書として聖典としていますが、
これは健康や医療、食べ物の情報がいっぱい詰まっているのです。
しかもこの書物を生涯かけて読むことが義務付けられています。
この聖書から600の戒律が決められていますが、
中でも健康の指針だけでも10冊の本にまとめられています。
特にタルムードと合わせて読みますが、
そこにユダヤ人はどこに適したところに住むべきかということまで詳細に書かれています。
1・医師がいること
2・上下水道と浴場があること
3・野菜畑があること
4・裁判所と警察があること
中世の欧州はペストが流行しましたが、ユダヤ人の手洗い厳守で、
衛生に徹底していましたので死者は少なかったのは有名です。
全世界でユダヤ人はわずか1500万人ですが、
ノーベル賞の30%を占め、科学、経済、芸術に素晴らしい業績を残しています。
アインシュタイン、マルクス、フロイトは20世紀に大きな影響力を与えました。
現在でもグーグル創業者、ラリー・ペイジ、フェイスブック創業者マーク・ザッカーバーグ、
マイクロソフトのスティーブ社長、映画監督のスピルバーグ、化粧品のエスティ・ロダーなど
様々な領域で活躍しています。
聖書には死の直前まで社会活動する健康長寿の物語で満ちています。
ユダヤ系イタリア人医学者でノーベル生理学・医学賞を受賞したモンタルチーニは、
103歳で亡くなる寸前まで研究を続けました。
また無名のユダヤ人であっても死ぬ寸前までシナゴークトいう礼拝堂まで来ていますし、
寿命の尽きるまで宗教活動をしています。
ほとんどの日本人は病院で死に、ユダヤ人はシナゴークで死ぬのです。
まさにユダヤ的な健康長寿の生き方です。
世界の長寿調査で「生きがいをもつひとほど長寿になる」ということが分かっていますが、
ユダヤ人は信仰と宗教活動があるから長寿なのです。
また戒律を守ることが神の祝福なのですから当然のことです。
食事に戒律がないのはおそらく日本人だけです。
日本の普通は世界の異常なのです。
イスラム教、ユダヤ教、ヒンズー教は極めて厳しい食事制限があるのです。
それを守るのに苦痛もありません。
自分の意志で喜んでそれを守るのが彼らの常識なのです。