限界国家ニッポンで生き残るためには 01 2000万人消滅
日本の人口減少は、日本史として記録があるもので過去3回あったそうです。
1回目・・・縄文時代後期
2回目・・・平安時代後期
3回目・・・江戸時代中期
そして4度が現在というのかこれから2020年から2030年に起こる
歴史的な人口減少で第4波となります。
過去の3回は気候変動による一時的なものであったのですが、
今回は日本が消滅の可能性もある終わりの見えない急激な減少が始まったのです。
6月7日の厚労省の発表では、
1・人口自然減 初の40万人突破
2・2018年生まれの子どもは91万人で過去最低数
と高齢化(自然減)と少子化が深刻なレベルで現在進行形ということになります。
「限界国家」を書かれた毛受さんは、
「今、日本で起こっている人口減少の深刻さは砂時計に例えたら分かり易い。
地方で人口が減り始めて、大変なことが起こっていると認識している反面、
まだ大丈夫だろうと認識して安心しているが、
砂時計のように最後の方になるとあっという間に砂が流れ落ちてしまう。
このまま人口減少が進めば、
まるで砂時計のように一挙に地方の都市が消滅しかねない」と指摘されています。
事実、6/20の報道では、このような記事がありました。
「高知県は20日、県の推計人口が1日時点で69万9522人になったと発表した。
5年ごとに国が調べる国勢調査によると、県人口が70万人を割っているのは戦前の1925年。
県は死亡者が出生者を上回る自然減が主な原因としている。
県統計分析課によると、国勢調査では県人口が最も多かったのは55年の88万2683人。
75年から合計特殊出生率が2・0を下回る状況が続き、高齢化が進んでいる。
高知のほかに人口が70万人を下回っているのは鳥取、島根両県。」(中日新聞)とあり、
鳥取、島根、高知県の中には市町村が消えるところが続出すると指摘されています。
最近、発行された「未来の地図帳」では、
日本の人口減少の凄まじさが詳しく書かれています。
このブログでも取り上げました「未来の年表」に続く河合さんの著作です。
今回の新刊では、現在のペースで人口減少が進むと2045年(26年後)には、
1億人を割り込み、この間に2000万人が日本にいなくなるのです。