限界国家ニッポンで生き残るためには 02 東京も危ない高齢化
すべてで人口減少が進むと河合さんは書いています。
千葉県・・・622万人が546万人(76万減少)
神奈川県・・・912万人が831万人(81万減少)
静岡県・・・370万人が294万人(76万減少)
愛知県・・・748万人が689万人(59万減少)
京都府・・・261万人が213万人(48万減少)
兵庫県・・・533万人が453万人(100万減少)
広島県・・・248万人が242万人(42万減少)
福岡県・・・510万人が455万人(55万減少)
鹿児島県・・・164万人が120万人(44万減少)
など軒並み数十万単位で人口減少が進行しています。
その中でただ一つ増加しているのは、東京都です。
現在・・・1351万人が1360万人と9万人微増するのです。
しかし、これは喜ぶべき数字ではないと河合さんは指摘します。
「東京には仕事と都会的な仕事を求めて、
全国各地から若者が吸い寄せられるように集まるでしょう。
しかし、その東京都では想像を超えた高齢化が進むのです。
その理由は
1・現在東京に住む団塊世代の高齢化が急速に進む
現在、65歳以上の人口割合が区内だけで25%.
75歳で15%、あわせて40%であること。
2・地方で一人暮らしの高齢者が東京圏の子ども、
孫を頼って移住するのが急増すること。
2040年には400万人に増加(現在300万)します。
つまり100万人の高齢者が地方から来るというのです。
つまり都民の3人に1人が65歳以上の高齢者となるのです。
すでに多摩ニュータウンは高齢化が急速なのですが、
東京都すべてが多摩ニュータウン化が起こるというのです。
そうすると他の都市とは異なり、医療、介護施設が圧倒的に不足します。
若者中心の大都会は高齢者を受け入れる施設が全国平均を下回っていますが、
このままでは東京都だけで介護職員が35000人不足するのです。
そして高齢化が急増するために働き手の住民税は
かなり高額になる可能性が高いのです。