40日ファスティング経験者の本音!

ファスティング(断食)の素晴らしさやファスティングの正しい方法、効果などを紹介しています。

断食救人類の書 276 少食は救国、救人類となる 62 少食ファスティングはなぜ必要か 12   日本を狂わした肉食文化  04 

日本よりも遥かに大国であったアメリカは

病気大国として深刻な医療費の増加で国家破産もあり得るとの危機感から、

カーター大統領が1975年にアメリカ上院栄養問題特別委員会を立ち上げ、

委員長は次期アメリカ大統領候補であった上院院長のマクガバンでした。

上院の権威と権限で世界中の研究機関、研究者を動員して、

食事と健康の膨大なデータを分析し、

それは2年間に及び世界史に残る研究結果が出ました。

それは後に「マクガバンレポート(以後、Mレポート)として

アメリカと世界を震撼させたのです。

少なくもアメリカは食と医療が大変革していきます。

しかし、先進国はこのレポートを真剣に受け止めましたが、

残念ながら日本だけは無視し、マスコミも取り上げられませんでした。

Mレポートは、超大国の威信をかけて栄養と健康のリポートでしたが、

それは今までの常識を覆す革命的な内容だったのです。

Mレポートの冒頭から、「アメリカなど先進国は実は病気の先進国となっている。

これらの病気はまだ未開発のアフリカには存在しない。

われわれ文明国の食事は実は大きな間違いをしていたのだ。

このままでは先進国は食が原因で滅びる(食源病と呼ぶ)。」

という結論でした。

アメリカ議会では上や下への大騒ぎとなりました。

私たちは今、生活習慣習慣病はかなり昔からあったものと勝手に信じていますが、

Mレポートはこれを完璧に打ち砕きました。

現代の先進国は例外なしにガン、心臓病、脳卒中が三大死因となっていますが、

日本ではこの病気で7割が死んでいます。

Mレポートのマクガバン委員長は、

報告書の冒頭で「アメリカがこのままで推移すれば、経済破綻をする。

そしてアメリカだけではなく先進国がその道を辿るであろうと」と警告したのです。

アメリカ、隣国のカナダはこの報告に衝撃を受けました。

さらにMレポートは、

「先進国は、すぐさま20世紀初頭の食に戻れ」と提言しました。

Mレポートはもしアメリカが

20世紀初頭の食事に戻るとガンの発症率、死亡は20%減。

心臓は25%、糖尿病は50%減、肥満症は80%減、医療費は1/3になると試算しています。

Mレポートは「欧米の食事は動物性たんぱく質、砂糖の過剰摂取で若死にが続出する」と警告しました。

動物性食品に依存する欧米型食事は、ガン、心臓病、糖尿病など生活習慣病の原因だというのは

Mレポートが強調し、間違いない事実であることが証明されていきました。

動物性脂肪、動物性たんぱく質、砂糖という3つの悪魔の存在を指摘したわけです。

アメリカ人は全カロリーの1/4を砂糖から摂取しており、

あらゆる食品の中に仕掛けられた白砂糖の害を第二のドラックと断定したのです。

このMレポートにより先進国は大きく食事改善運動へと向くのですが、

日本だけ見向きもしなかったのです。