断食救人類の書 243 少食は救国、救人類となる 29 少食で食糧危機に対応可能 01 肉食を減らす 01
甲田医師は肉食を半減する提案をされていますが、
すでにアメリカから始まった肉食を半減する運動が環境保護グループから始まっています。
たとえば焼き肉やステーキには欠かせない、牛肉ですが、牛肉を1kg食べるごとに、
車で100km走るのと同じ量の温室効果ガスが排出されます。
排出される温室効果ガスは、牛肉の5倍にもなります。
豚肉は牛肉の約半分、鶏肉は40%程度、鶏卵は14%程度、牛乳は7.5%程度、
そして意外なことに、チーズは豚肉よりも負荷が高く、牛肉の約52%の温室効果ガスが排出されます。
食糧農業機関によると、家畜業が排出する温室効果ガスは、
世界の全排出量の18%ということです。
食品別の温室効果ガス排出量ランキングのベスト10は、
1・羊肉 39.3 kg
2・牛肉 27.1kg
3・チーズ 13.5kg
4・豚肉 12.1kg
5・鮭(養殖) 11.9kg
6・七面鳥肉 10.9kg
7・鶏肉 6.9kg
8・ツナ缶 6.1kg
9・卵 4.8kg
10・じゃがいも 2.9kg
ハンバーガー用のパテ1枚(110g相当)を作るのに、
約200リットルの水、約7㎡の土地、約3kgの穀物や草、94万キロカロリー/時のエネルギーを消費します。
なぜ肉や乳製品はこんなにも環境負荷が高いのかですが、
いくつかの要因を環境保護団体が指摘しています。
とにかく300gのステーキにトウモロコシ2400g、カロリー1万㎉となります。
1人当たりの平均1日のカロリーが2000㎉としますと5人分となりますので、
300gのステーキで5人分の食糧を消費するということになり、
環境問題は同時に食糧危機と同じことになります。
では肉食がどのように環境を悪化させていくのでしょうか。