40日ファスティング経験者の本音!

ファスティング(断食)の素晴らしさやファスティングの正しい方法、効果などを紹介しています。

断食救人類の書 273 少食は救国、救人類となる 59 少食ファスティングはなぜ必要か 09   日本を狂わした肉食文化 01

現在の日本の食生活は少食とは真逆の美食、飽食、過食、グルメ王国と化しています。

そしてすべて肉中心のメニューとなっています。

1960年(昭和35)で1人当たりの食肉(牛肉・豚肉・鶏肉)消費量はわずか3kgでしたが、

2016年では、10倍の31.4kgとなりました。 

その中でも、近年、特に増加しているのが鶏肉なのです。

鶏肉は、牛肉や豚肉と比べて安価で、ヘルシーなイメージがあるため、

消費者の低価格・健康志向により人気が高まって、2012年には、

豚肉を抜き、鶏肉はそれ以降、日本で最も消費量の多い食肉となっています。

そもそも日本人が30年間で10倍の肉食増加とは

どのような影響を与えているのでしょう。

日本民族は仏教伝来、肉食禁止令が何回も出されています。

仏教はインドで生まれ、シルクロードを通って中国に入り、

更に朝鮮半島を経由して日本に渡ってきました。

最も肉食禁止の思想が根付いたのは、日本で朝鮮半島の影響が大きく、

6世紀から肉食禁止が始まり、高句麗百済、最後に新羅が殺生禁止を唱え、

統一新羅の時代には殺生厳禁、魚を食べることすら禁止しました。

蒙古は肉食文化で朝鮮半島は130年間、蒙古の支配を受けますが、

日本は鎌倉時代に蒙古を撃退して、

肉食を食べない食習慣が1300年間も続いたのです。

日本に根付いたには植物性タンパク質であって、

動物性たんぱく質文化ではありませんでした。

しかし、明治時代になると、牛肉を食べることが文明開化の象徴と考えられるようになり、

牛肉を使ったすき焼きが流行していきます。

明治新政府は肉食奨励のキャンペーンを大々的に展開し1869年には、

築地に半官半民の食品会社「牛馬会社」を設立し畜肉の販売を開始し

翌年には福沢諭吉が執筆したパンフレット『肉食之説』を刊行、配布して普及させていきます。

以後、今日まで肉食が国民に定着し、

1日に80g、100gの肉を食べると健康寿命が全うできると肉食推進派は、

テレビでも健康雑誌にも書いています。

しかし、肉食は健康寿命を延ばすものなのでしょうか。

私は肉のトップをいく鶏肉ブロイラー生産現場を知っていますので

とうてい健康寿命の食とは真逆であると思います。

大量の抗生物質使用と飼料の大半が海外からの穀物輸入に依存していますし、

国内生産とはいえ実態は海外からの輸入飼料であり、

それが汚染されている可能性も高く、

日本の健康寿命をアップするものではありません。

むしろ日本はベジタリアンを選択することが必要であると確信しています。

そしてファスティングを国家の中核に据えるべきです。

今年から私は「日本少食ファスティング協会」を立ち上げますので

そのことを訴えていきます。